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検地帳(御水帳、田畑書上げ帳)を調べる

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江戸幕府が出来た時に検地が実施されました。それが残っている場合はあります。

ですが苗字の記載はなく、どれが先祖か分からない事が殆どです。

検地帳とは何か?

検地帳は村ごとに作成されます。

ただし、毎年作成されたわけではなく、主に江戸時代前期に行なわれました。

あとは新田が開発された場合にその部分だけを検地して「新田検地帳」などの名称で文章として残していく程度です。

いつ、どれくらいの頻度で作成されているか、また、それがどの程度現存しているかは村々によって全く異なるといえます。

豊臣秀吉が天正年間に天下統一のため各地を征服していく過程で、征服した土地については改めて検地をし、新たな課税の基礎を作りました(太閤検地)。

この太閤検地の検地帳が現存している村もあります。

検地帳の読み方

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田畑もどこに存在するのか分からなければ検地の意味がありません。

このため検地帳には必ず場所が分かるように小字名的なものが書かれています

例えば、くずし字を読む必要がありますが、上の検地帳には次のように書かれています。

品等小字名
場所・位置
耕作地の面積 所有者名
下々かけのしり
田九畝弐歩
五斗四升四合新右衛門
下々すなだ
田壱段弐畝四歩
七斗弐升八合弥三郎
下々うまきむねちか
田壱段四畝
八斗四升藤左衛門
下々同所
田壱反五畝拾八歩
九斗三升六合助四郎
下々かミ
田七畝十四歩
四斗四升八合弥三郎
下々石原田
田壱反壱畝八歩
六斗四升六合五郎左衛門

品等は上、中、下、下々に分け、上田は1石5斗代、上畑は1石2斗代とし、以下それぞれ2斗下がりとなっています。

この情報と旧土地台帳を見た結果、その小字名一帯を自家が全て所有していたのであれば、

「検地帳でそこの名請人になっているのが自家の先祖である」

などと判断していく事が可能です。

村役人が作成していた各種文書

他にも多くの文書があり、残っている可能性があります。

文書名 内容
検地帳 耕作地の石高を調べた文書。耕作地の面積やその所有者が記載されている
名寄帳 検地帳の記載を個人別にまとめている
年貢割付帳、年貢勘定帳、年貢庭帳  年貢のやり取りに使われた証文類。村役人の署名、村全体での石高や、耕作人ごとの年貢配分などが記載されている
村明細帳、村艦 村の概要が示されている
村定 村の議定書

近世の農村文書は、郷土史家の手によって発掘・研究され、出版物になっているものもあります。

これらの庶民の文書は、地域の図書館、郷土資料館などで閲覧することができるはずです。

参考 庶民の調査資料・宗門人別帳とは?

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