ハードディスク増設から自動マウント方法

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ハードディスクを増設した場合は、以下の作業を行って下さい。自動認識するまでの手順です。


fdiskで領域を割り当てる

次の手順で行います。

fdisk -lでハードディスクの一覧表示

下記のように「正常な領域テーブルを含んでいません」と表示された場合は、まだ領域が割り当てられていません。

[root@localhost root]# fdisk -l

Disk /dev/hda: 40.0 GB, 40020664320 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 4865 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1          13      104391   83  Linux
/dev/hda2              14        4800    38451577+  83  Linux
/dev/hda3            4801        4865      522112+  82  Linux swap / Solaris

Disk /dev/hdb: 320.0 GB, 320072933376 bytes ← このHDDを増設した
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

ディスク /dev/hdb は正常な領域テーブルを含んでいません

fdisk /dev/hdb を実行して、新しい領域を確保する

新しい領域を確保します。

[root@localhost root]# fdisk /dev/hdb

デバイスは正常な DOS 領域テーブルも、Sun, SGI や OSF ディスクラベルも
含んでいません
新たに DOS ディスクラベルを作成します。あなたが書き込みを決定するまで、変更は
メモリ内だけに残します。その後はもちろん以前の内容は修復不可能になります。

このディスクのシリンダ数は 38913 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
   (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
警告: 領域テーブル 4 の不正なフラグ 0x0000 は w(書き込み)によって
正常になります

以降、次のコマンドを入力して領域テーブルを交換します。

コマンド (m でヘルプ): m
コマンドの動作
   a   ブート可能フラグをつける
   b   bsd ディスクラベルを編集する
   c   dos 互換フラグをつける
   d   領域を削除する
   l   既知の領域タイプをリスト表示する
   m   このメニューを表示する
   n   新たに領域を作成する
   o   新たに空の DOS 領域テーブルを作成する
   p   領域テーブルを表示する
   q   変更を保存せずに終了する
   s   空の Sun ディスクラベルを作成する
   t   領域のシステム ID を変更する
   u   表示/項目ユニットを変更する
   v   領域テーブルを照合する
   w   テーブルをディスクに書き込み、終了する
   x   特別な機能 (エキスパート専用)

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-38913, default 1): 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-38913, default 38913):
Using default value 38913

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。

fdisk -l で確認

下記のコマンドを入力します。

[root@localhost root]# fdisk -l

Disk /dev/hda: 40.0 GB, 40020664320 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 4865 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1          13      104391   83  Linux
/dev/hda2              14        4800    38451577+  83  Linux
/dev/hda3            4801        4865      522112+  82  Linux swap / Solaris

Disk /dev/hdb: 320.0 GB, 320072933376 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 38913 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hdb1               1       38913   312568641   83  Linux ← 領域が割り当てられた

formatする

下記のコマンドを入力します。

[root@localhost root]# mkfs -t ext2 /dev/hdb1

mke2fs 1.37 (21-Mar-2005)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
39075840 inodes, 78142160 blocks
3907108 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=79691776
....

自動mountの設定

ハードディスクは取り替えることがないため、 通常システム起動時に自動的にマウントするように設定します。 これは、/etc/fstab という設定ファイルに記述することにより実行されます。

/dev/hdb1 /home2 ext2 defaults 1 1 

これは以下と同じ意味です。

mount /dev/hdb1 /home2

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