知っておくと便利・ちょっと自慢できる MS-DOS のコマンドリファレンスです。
最低限の基本コマンドをまず始めに紹介します。
なお、MS-DOS はデフォルトではTAB 補間が利用できません。 TAB 補間が利用したい方はこちら をご覧下さい。
コマンド | Linux の場合 | 内容 |
dir /W | ls | ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリをワイド一覧形式で表示 |
cd フォルダ名 | cd フォルダ名 | 現在のディレクトリを変更 |
コマンド名 /? | man コマンド名 | コマンド説明書 |
del ファイル名 | rm ファイル名 | ファイル(複数可)を削除 |
mkdir、 md ディレクトリ名 | mkdir ディレクトリ名 | ディレクトリを作成 |
rmdir、 rd ディレクトリ名 | mkdir ディレクトリ名 | ディレクトリを削除 |
copy 送り側 受け側 | cp 送り側 受け側 | 1つ、または複数のファイルを別の場所にコピー |
move ファイル名 受け側 | mv ファイル名 受け側 | ファイルを移動およびファイルとディレクトリ名を変更 |
find "文字列" ファイル名 | grep 文字列 ファイル名 | ファイル (複数可) 内のテキスト文字列を検索 |
「tree」コマンドを利用すれば、ドライブやパスのフォルダ構造を図式表示します。
C:\cygwin\home\pl_kyo\nikki>tree /f
フォルダ パスの一覧
ボリューム シリアル番号は 0006FE80 58D8:F7EE です
C:.
│ left_no1.html
│ right_no1.html
│ index.html
│
├─2002
│ 2002_12_05.html
なお「/F」というパラメータをつけて実行すると 各フォルダのファイル名まで表示されます。
ディスクに損傷等があるらしく、フロッピーディスクそのものにアクセスできない場合にも使用できます。
C:>A:
A:>chkdsk_
なお「/F」というパラメータをつけて実行すると (CHKDSK C: /Fのように)ディスクのエラーを修復します。
いくつかのファイルは復旧できないこともありますが、 このコマンドでかなりの数のファイルは使えるようになります。
新しいコマンド プロンプトを指定することも可能です。 ただし、tcsh のような自由度は少ないです。
$D 現在の日付 $G > (不等号 (より大)) $L < (不等号 (より小)) $N 現在のドライブ $P 現在のドライブとパス $Q = (等号) $S (空白) $T 現在の時刻 $V Windows 2000 のバージョン番号 $_ キャリッジ リターンとラインフィード $$ $ (ドル記号)
色の変更は、Windows9x ならエスケープシーケンスを利用すれば 可能です。Windows 2000 以降は、「プロパティ」で変更可能です。
C:\>prompt prompt $P[$T]$G$S
C:\[14:39:50.00]> _
次回以降も 利用する場合は、c:\autoexec.batファイル 又は、[スタート]→[ファイル名を指定して実行]で「sysedit」 と入力し、上記の コマンドを入力します。
ネットワーク上のほかのユーザー、コンピュータまたはメッセージ宛て先にメッセージを送信することができます。
C:>net send {名前 |*| /DOMAIN[:名前] | /USERS} メッセージ
このコマンドを利用すれば、「メンテナンス情報」などをサーバに接続しているすべてのユーザに送信できます。
なお、正常にメッセージを送信できた場合は、次のように表示されます。
C:\>net send xxx.xxx.xxx.xxx "メッセージ送信テスト" メッセージは xxx.xxx.xxx.xxx に正常に送信されました。
送信相手がファイアーウォールなどを利用しており、送信できない場合は次のように表示されます。
C:\>net send xxx.xxx.xxx.xxx "メッセージ送信テスト" xxx.xxx.xxx.xxx へのメッセージ送信中に、エラーが発生しました。 メッセージ エイリアスがネットワーク上で見つかりませんでした。 NET HELPMSG 2273 と入力すると、より詳しい説明が得られます。