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About information of radiation exposure
更新日時:2012/03/15
2011年(平成23年)3月11日14時46分ごろマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震(気象庁)が発生した。
この地震における福島原子力発電所の状況と被曝対策についてまとめました。
※ 日本政府は2011年4月1日の持ち回り閣議でこの地震による震災の名称を「東日本大震災」とすることを了解した。
5月23日、福島第1原発の1号機に続いて、2号機・3号機もメルトダウンを認める。
5月13日、福島第1原発の集中廃棄物処理施設で作業中だった協力企業の60代男性が意識不明死亡。男性の死因について現時点では「不明」。
5月23日、福島第1原発1号機のメルトダウンを認める。
4月21日、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」は母乳を民間検査会社で分析した結果、千葉、茨城両県の4人から最大約36ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。
4月12日、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げることを決めた。
福島第一原子力発電所の事故を受け、同原発に限って緊急作業に従事する労働者が受ける放射線量の限度を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。
3月15日枝野幸男官房長官は「敷地内の3号機周辺で1時間あたり最大400ミリシーベルト(40万マイクロシーベルト)の放射線が観測されたと発表した。
これまで文部科学省が福島第1原発の事故後に測定した都内の空間線量率で、最も高い値は、3月15日の1時間あたり0.496マイクロシーベルトだった。
民間人のガイガーカウンターによる発見情報が発端。国からの情報は一切なし。各自治体が情報を受けて調査する状況が続いている。
10月13日 | 放射線量 | 毎時5.82マイクロシーベルト(μSv) | 千葉県船橋市の総合公園「ふなばしアンデルセン公園」の一角を市民グループが調べたところ、の放射線量が検出 |
10月12日 | ストロンチウム90 | 195ベクレル(Bq)/1kg | 横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定。6万3434Bq/1kgのセシウムも。福島第一原発から100キロ圏外では初 |
福島第1原発 | 地震からの状況 |
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1号機 | 原子力緊急宣言が発生 建屋爆発(水素爆発)、4人怪我(12日午後3時36分) 海水注入(12日) 配電盤兼変圧器に外部からの送電線接続作業完了(19日) 水蒸気のようなものが発生(24日) 真水切り替え完了(27日午前) メルトダウンを認める(5月13日) |
2号機 | 原子炉の冷却機能が停止(14日午後1時38分) 海水注入(14日) 爆発音(15日午前6時14分) 圧力抑制室が破損した可能性 原子炉冷却機能喪失と判断(15日13時25分) 配電盤兼変圧器に外部からの送電線接続作業完了(19日) ホウ酸入り真水を投入開始(26日10時10分) 真水切り替え完了(27日午前) 汚染水の流出止まる(6日5時38分) メルトダウンを認める(5月12日) |
3号機 | 海水注入(13日) 建屋爆発(水素爆発)(14日午前11時ごろ) 白煙あがる(16日午前8時ごろ) 自衛隊がヘリで消火の作業準備→断念(16日) 自衛隊ヘリ2機で放水4回実施(17日午前) 高圧放水車で放水(17日午後) 自衛隊30人で消防車を使って50t放水作業開始(18日午後2時) 東京消防庁連続放水(19日午後) 黒煙が上がる(21日) 中央制御室の照明点灯、一部計測類作動(22日) 真水切り替え完了(27日午前) メルトダウンを認める(5月23日) |
4号機 | 4階の北西部付近出火(15日午前9時38分ごろ) 米軍と自衛隊により鎮火(15日12時すぎ) 外壁が落下し、壁に8m 四方の穴を2つ発見(15日18時ごろ) 火災発生(16日午前5時45分) 水蒸気のようなものが発生(24日) 水蒸気のようなものが発生(25日) |
5号機 | 水位がやや低下 残留熱除去系ポンプを起動し、使用済み燃料プールの冷却を開始(19日午前5時) 使用済み水温20度余下がる(19日) 冷却用海水ポンプ、外部電源切り替え後に停止(23日) |
6号機 | 水位がやや低下 残留熱除去系ポンプを起動し、使用済み燃料プールの冷却を開始(19日午前5時) 使用済み水温20度余下がる(19日) |
5月13日 午前 | 2000 mSv以上 | 第1原発1号機の原子炉建屋(ロボット探査) |
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4月27日 午前 | 1120 mSv以上 | 第1原発1号機の原子炉建屋 |
3月27日 午前 | 1000 mSv以上 | 2号機タービン建屋の水たまり |
3月24日 午後0時9分頃 | 約2~3 Sv | 作業員が汚染水を足に浴び全身被曝 |
3月21日 午前 | 150 mSv | 現場作業員の放射線量 |
3月16日 午後4時すぎ | 1.5 mSv | 正門付近 |
3月15日 午前10時22分 | 400 mSv | 第3号機付近 |
3月15日 午前10時22分 | 100 mSv | 第4号機付近 |
3月15日 午前10時22分 | 30 mSv | 第2号機と第3号機の間 |
3月16日 午前10時ごろ | 6.4 mSv | 正門付近 |
3月15日 午前5時50分 | 0.5575 mSv | 茨城県・北茨城市(通常の100倍) |
3月15日 午前8時50分 | 8.217 mSv | 第1号機正門付近 |
3月13日 午前8時20分ごろ | 0.882 mSv | 第1号機正門付近 |
※ 作業員は 250 mSvの環境までは作業可能(被ばく量限度)(日本・今回の事故後に変更)
※ 労働安全衛生法では、1 シーベルト(Sv)までは作業員らが緊急作業時に皮膚に受けていいとされる
暫定基準値を超える値が測定をされているが身体に影響を与える数値ではない(生涯食べた場合に影響を与える数値)。
ほうれん草(かきな) | 0.07 mSv | 茨城県、栃木県、群馬県、福島県 |
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原乳 | 0.003 mSv | 福島県 |
半減期は8.02日
母乳(4月21日) | 31.8~6.4ベクレル/kg | 千葉県柏市の女性(36.3ベクレル/kg)、茨城県守谷市や同県つくば市の女性3人 |
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汚染水(4月5日) | 520万ベクレル/cm3 約1144mSv/kg | ピットの亀裂から漏れ出した水(国の定めた濃度の1億3000万倍) |
海水(4月5日午後2時) | 30万ベクレル/cm3 約66mSv/kg | 2号機のコンクリート製立て坑「ピット」付近(国の定めた濃度の750万倍 |
コウナゴ(イカナゴの稚魚)(4月4日) | 4080ベクレル | 第一原発から約70キロの北茨城市沖 |
海水(3月26日午後2時) | 約7万2900ベクレル/kg | 1号機周辺(通常の1850.5倍) |
海水(3月25日) | 50ベクレル/cm3 = 5万ベクレル/kg | 1号機周辺(通常の1250.5倍 |
水道水(3月23日) | 210ベクレル/kg | 東京23区、武蔵野市、町田市 多摩市、稲城市、三鷹市 |
※ 厚生労働省が示した乳児の飲用を控える暫定規制値は1キロあたり100ベクレル(Bq/kg)
半減期53分
水たまり(26日午後2時) | 検出されず | 1号機、3号機周辺 |
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半減期30.1年。ベータ崩壊によりバリウム137m (137mBa, Ba-137m) になる
ヤマメ(5月20日) | 990ベクレル | 福島県伊達市の阿武隈川支流 |
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ワカメ(5月20日) | 1200ベクレル | いわき市沖 |
コウナゴ(イカナゴの稚魚)(4日) | 526ベクレル = 約11マイクロSv/kg | 第一原発から約70キロの北茨城市沖 |
海水(25日) | 7200ベクレル/kg | 1号機周辺(通常の28倍) |
魚介類の暫定基準値は1kgキロ当たり500ベクレル
半減期が長く吸い込むと発がんの危険性が高い。アルファ線を調べることで検出が可能。
土壌(28日) | 検出 | 5カ所調査して2カ所から検出 |
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福島県産 | 非結球性葉菜類 (ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ、カキナ、 サニーレタス、クキタチナ、シノブフユナ、 サントウナ、コマツナ、チジレナ、コウサイタイなど) 結球性葉菜類 (キャベツ、ハクサイ、レタスなど) アブラナ科の花蕾類 (ブロッコリー、カリフラワーなど) |
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福島県産 | (摂取制限の農産物に加え)原乳、カブ |
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茨城県産 | 原乳、ホウレンソウ、カキナ、パセリ |
栃木県産 | ホウレンソウ、カキナ |
群馬県産 | ホウレンソウ、カキナ |
3月17日には、米国、韓国、英国、豪州、ニュージーランドは80キロ圏内の自国民に避難を勧告