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原発の放射能が人に及ぼす影響と対策

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更新日時:2012/03/15

β(ベータ)線熱傷は、血管をはじめとする皮膚組織の深部までダメージが及びやすい(皮膚の奥深くで熱傷の可能性がある)

内部被曝のうちで主に問題となる物質

  • 希ガス
  • 放射性ヨウ素
  • ストロンチウム
  • セシウム

体内に入ると臓器に濃縮し、そこを集中被曝するから問題になる。

Bq(ベクレル)・Gy(グレイ)・Sv(シーベルト)の区別

  • ベクレルは放射性物質から飛び出す弾(放射線)の数
  • グレイは当たった弾の数
  • シーベルトは被害の程度

Bq(ベクレル)、Sv(シーベルト)の換算

おおよそ、下記のようになる

0.000044 Sv/kg = 0.044 mSv/kg = 44 μSv/kg

半減期一覧

核種半減期
ヨウ素 I-133 20.8時間
ヨウ素 I-131 8.04日
セシウム Cs-136 13.1日
セシウム Cs-134 2.06年
コバルト60 5.30年
ユウロピウム152 13.5年
セシウム Cs-137 30.0年
プルトニウム Pu-23887.7年
ラジウム 1600年
プルトニウム Pu-2406564年
プルトニウム Pu-2392.41万年
ヨウ素I-129 1570万年

放射線の種類と性質に関して

放射能の性質
  • 【アルファα線】
    • 吸入されたプルトニウムが二酸化プルトニウムなら肺ガン、硝酸プルトニウムなら肝臓ガンになる
  • 【ベータβ線】
    • 原子炉の中でウラン238からプルトニウムが生成される時などに発生する
  • 【ガンマγ線】
    • 電波と同じ電磁波で物質を透過する力が大きく、被曝すると外部からでも体の奥深くまで到達する
  • 【エックスX線】
    • 病院でレントゲン写真に使われているように透過力は大きく人体を貫通する
  • 【中性子線】
    • 1999年東海村の核燃料施設における臨界事故では、この中性子線が最も被害をもたらした

ヨウ素 I-131、セシウムCs-137 飲料水質ガイドライン

ガイドライン水中の放射能
(ベクリル/リットル(Bq/L))
年間線量換算概算値
(mSv/年)
WHO基準 ヨウ素 I-131 10 0.1
WHO基準 セシウムCs-13710 0.1
日本の基準値 ヨウ素 I-131 10 0.1
日本の基準値 セシウムCs-13710 0.1
日本の緊急時(大人)
ヨウ素 I-131 
300 3.0
日本の緊急時(乳児)
ヨウ素 I-131
100 1.0
日本の緊急時(大人)
セシウムCs-137
200 2.0
IAEAの定める原子力危機の
際の運用介入レベル
3000

※ 一般公衆の安全基準は、1mSv/Y(自然放射線と医療によるものは除く)と定められています

日常生活ごとの放射線量

シーベルトとは放射線を受けた際にどれくらい体に影響があるかを示す数値

日常生活ごとの放射線量

※ 1 mSv (ミリシーベルト) = 1000 μSv(マイクロシーベルト

  • 250ミリシーベルト…ほとんど臨床的症状なし
  • 500ミリシーベルト…白血球(リンパ球)一時減少
  • 1000ミリシーベルト…吐き気、嘔吐、全身倦怠、リンパ球著しく減少
  • 1500ミリシーベルト…50%の人に放射線宿酔
  • 3000~5000ミリシーベルト…30~60日間に50%の人が死亡(骨髄障害)
  • 5000~15000ミリシーベルト…10~20日間に100%の人が死亡(消化管および肺障害)
  • 15000ミリシーベルト以上…1~5日間に100%の人が死亡(中枢神経障害)

被曝から身を守るには

  • 放射線を遮る
  • 放射線源から距離をとる
  • 被曝する時間を少なくする
  • 冷静に判断をする

※ 放射性物質に対する対応は花粉と同じです。

「室内退避」の指示がでたら

  • 政府や自治体による「正しい情報」をする
  • ドアを閉め、エアコン、換気扇は止める
  • 食品にはフタラップをする

外に出るとき

  • 長袖(通気性の悪い服)を着用、髪や首を覆う
  • 帽子は深くかぶる、手を露出させない
  • マスクを着用して吸込み防止する(水に濡らすと効果大)
  • 徒歩よりは車などでの移動がよい
  • 雨のときは衣服に被着するので出ないほうがよい

外から帰ってきたとき

  • 手や顔をよく洗う
  • 着ていた服はビニールに入れて密閉する
  • 石鹸で手足を洗う(シャワーを浴びる)、避難所では濡らしたタオルでふく

「コンクリート屋内退避」「避難」の指示がでたら

  • マスクを着用。肌が露出しない服装を(「外に出るとき」を参照)
  • 持ち物は最小限
  • 徒歩で集まり係員の指示に従う

被曝に発生する病状と被曝予防薬

被曝により、甲状腺がんの発症率が高くなります。

甲状腺がんの発症予防法としては「ヨウ化カリウム錠」を早期に服用することです。予防効果があるとされています。

50 ミリシーベルト(50,000 マイクロシーベルト)以上の被曝を受けた40 歳以下の妊娠・授乳中女性にはヨウ化カリウム錠(50mg 錠)2 錠服用をお勧めします。

各サイト情報

※ うがい薬などの市販品は、飲むと体に有害な作用を及ぼすおそれのある物質も含むため、安定ヨウ素剤の代わりに飲むのは絶対にやめること!

※ 昆布やワカメを食べても、すぐにヨウ素が取り込めるわけもなく、逆に大量摂取は甲状腺機能異常を生じる可能性があります!

日本全国の放射能測定サイト一覧(各自治体のサイトで確認可能)

風向き情報


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