日本赤軍の動向

日本赤軍は、1971年(昭和46年)、 「国際根拠地建設」構想に基づき、 その前身である「共産主義者同盟赤軍派(共産同赤軍派)」 のメンバーのうち、レバノンに出国した奥平(重信)房子、奥平剛士等 によって組織された。結成以降、日本赤軍は、パレスチナ・ゲリラと共同し 、又は単独で、国際テロ組織の中でも極めて活発なテロ活動を世界各国で 展開してきた。


日本赤軍の主な動向

発生年月日
事件名
詳細
1970. 3.31
「よど号」ハイジャック事件
羽田発福岡行き日航機「よど号」を共産同赤軍派9人が乗っ取り、 韓国・金浦空港で運輸政務次官と交換に乗客を解放した後、 北朝鮮に強行着陸。赤軍派9人は北朝鮮当局に投降した
1972. 5.30
テルアビブ・ロッド空港事件
イスラエルのテルアビブ・ロッド空港で、奥平剛士、 安田安之、岡本公三の3人が自動小銃を乱射し、 一般旅行者ら100人を殺傷(うち死亡24人)
1973. 7.20
ドバイ事件
パリ発東京行きの日航機を、丸岡修と4人の パレスチナゲリラがハイジャックし、アラブ首長国連邦の ドバイ空港を経てリビアのベンガジ空港に着陸させた
1974. 9.13
ハーグ事件
西川純、奥平純三、和光晴生の3人が、 オランダ・ハーグのフランス大使館を占拠してフランス当局に 拘禁中の日本赤軍メンバーを釈放させた
1975. 8. 4
クアラルンプール事件
奥平純三、日高敏彦、和光晴生ら5人がマレーシア・ クアラルンプールのアメリカ大使館等を占拠し、米総領事らの人質と交換に、 日本で拘留中の西川純、戸平和夫ら5人を釈放させた
1977. 9.28
ダッカ事件
丸岡修ら5人が、日航機をハイジャックし、 バングラデッシュのダッカ空港に着陸させ、乗員・ 乗客151人の人質と交換に、日本で在監・ 拘留中の奥平純三ら6人と現金600万ドル (当時約16億円)をダッカに移送させた
1986. 5.14
ジャカルタ事件
インドネシア・ジャカルタの日米両大使館に爆発物が打ち込まれ、 同地のカナダ大使館前で車が爆破されるという同時テロ事件。 日米捜査当局は、城崎勉を犯人の1人と断定
1987. 6. 9
ローマ事件
ベネチアサミット開催中、 イタリアのローマにおいて発生した、米・英両国大使館に向けた 爆発物の発射等のテロ事件。 イタリア当局は、奥平純三ら犯人と断定
1988. 4.14
ナポリ事件
イタリアのナポリで米軍クラブ前に駐車中の車が爆破され、 米軍人1人を含む5人が死亡した事件。イタリア当局は、 奥平純三及び奥平(重信)房子を犯人と断定
1988. 6. 7
泉水博逮捕
フィリピンで、日本赤軍の泉水博が逮捕された
1995. 3.24
浴田由紀子逮捕
日系ペルー人を装ってルーマニアに潜伏していた浴田由紀子を発見、逮捕
1996. 6. 8
吉村和江逮捕
ペルーに潜伏中の吉村和江を発見、逮捕された
1996. 9.23
城崎勉拘束
城崎勉が潜伏中のネパールで発見、身柄拘束された
1997. 2.15
日本赤軍5人拘束
レバノンに身分を偽って潜伏していた日本赤軍の和光晴生、足立正生、山本萬里子、戸平和夫、 岡本公三が発見され、レバノン当局に身柄を拘束された
1997.11.18
西川純逮捕
ボリビアのサンタ・クルスに潜伏していた日本赤軍の西川純が逮捕された
2000.11. 8
重信房子逮捕
大阪・高槻市に潜伏していた 日本赤軍最高指導者の重信房子容疑者(58)が、 大阪府警に発見され逮捕された
2002. 9.25
安部公博容疑者に逮捕状
83年に北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は結婚目的の 誘拐事件で元赤軍派の安部公博容疑者の逮捕状を取った。

日本を出国してから約30年、日本赤軍最高幹部重信房子容疑者の行動は なぞに包まれていた。 日本赤軍の活動実態、同容疑者の日本潜伏の目的、 支援組織の動向、捜査本部はなぞの解明に全力を挙げている。 



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