管理者の事前対策

一部UG系のページでは、「コマンドで荒らしのホスト名を打つと 荒らしがネットワーク上に いるかを知ることが出来たり、 荒らしの住んでいる地域がおよそ見当がつく」 と書いてあるところを良く見かけます。

その様なコマンドがあるのなら、ホームページ運用管理者 は喉から手を出してでも知って おきたいと思うでしょう。

実際、ネットワークを管理するために一部UG系のページが言うコマンドは存在します。 例えば、「pingコマンド」「tracertコマンド」等が代表的なコマンドです。

これらは、もともと他のホスト(自分自身を含む)までの接続診断をしたり、 他のホスト(自分自身も含む)宛てのパケットがそのホストに 到達するまでに 通過するルータを追跡、検査する為に用いるコマンドとして利用されている ものです。

しかしながら、皆さんが期待する程の結果が得られる訳では有りません。

例えば、実名や銀行口座、住所や電話番号、性別…etc。この様なものをネット上を 徘徊するだけで第三者に知られたのでは、誰もインターネットを楽しむことは 出来なくなるでしょう?


●利用目的 :

通常、インターネットを通信を行なう際に「IPアドレス」と言うものが割り当てられます。 簡単に言えばコンピュータの背番号みたいなものです。 インターネットで通信を行なう場合は、(単一の)IPアドレスを割り当てなければなりません。

IPについて詳しくはこちらへ。

proxyと言われるものを訪問者が利用していなければそのIPアドレスが訪問者を 特定する「唯一の手がかり」となります。

proxyについて詳しくはこちらへ。

IPアドレスをアクセスログ等を取り、取得したとします。 そのIPアドレスから、訪問者の利用プロバイダー名を特定する方法があります。

●JPNIC 読み方:ジェイピーニック :

「日本ネットワークインフォメーションセンター」の略称。 JPNICは、日本のIPアドレスやドメイン名の割り当てや管理などの業務を行なう組織です。

ここでIPアドレスからプロバイダー名を探し出すことが出来ます

それ以外にも「プロバイダーのメールアドレス」「管理者の名前」等多くの情報が 表示されます。

「荒らし」の程度が個人では処理しきれない場合は、プロバイダーに対し、 対処してもらうことが可能です。それについては後ほどお話することにします。


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