ブラクラとは何か？そして対策法

「ブラウザクラッシャ（ブラクラ）」とは、Webブラウザに過剰な負荷をかけたり、ブラウザやシステムを異常動作させようとするWebページのことを言います。

ここでは、実例および、解決策を説明していきます。

ブラウザクラッシャー（ブラクラ）の例

例えば、掲示板などを見ていると、面白そうなリンクが掲載されていて、ついクリックをしてしまうことがあります。

具体的に説明するために、実際に「ブラウザクラッシャー」のデモを作成してみました。（IE 専用）

1 :嘘つき＠名無しさん ：04/03/21 03:15 ID:???
　このサイト最高━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!! 
　絶対見るべき！！

　http://www.xxx.xxx.xxx

上の例をクリックすると、画面全体が「真っ黒」になり、「音」が流れます（画像はありません）。

他のブラクラ例としては「大量のフレームをページ内に生成する」「無限に新規ウィンドウを生成する」「フロッピーディスクを読ませる」「conconバグを発動させる」などがあり、非常にたちの悪いものもあります。

精神的ブラクラ（マインドクラッシャー）

ブラクラは「ウイルス」とは違います。「ウイルス」はブラクラに比べて破壊力が凄まじく，マシンの再起動だけでは済まない事の方が多いようです。

「じゃあブラクラは、別に再起動すれば問題ないし怖くない。」

と考えがちですが、コンピュータは無事でも自分自身が無事では済まないブラクラが存在します。

例えば、吐き気を催すような「死体の写真」や、悲鳴を上げてしまうような「ホラー写真」などを見ても、あなたは大丈夫でしょうか？

そのような、パソコンにダメージを与えるのではなく、閲覧者に不快な思いをさせたり、精神的なダメージを与える目的のサイトを「精神的ブラクラ（マインドクラッシャー）」と呼びます。

最近は、通信回線が早いために画像も一瞬で表示され、非常に増えています。

ブラクラの被害を防ぐには？

上記のようなサイトを事前に防ぐために、幾つかの方法を紹介します。

• ブラクラチェッカー
  • URLを入力すると、そのページの安全性をチェックしてくれます。
• Proxomitron-J
  • ほとんどのブラクラをシャットアウトできます。パワーユーザ向けです。
• Groya
  • あやしい画像（エログロなど）へのリンクを縮小表示で確認できます。

ただし、ブラクラには多くのものが存在し、完全に対応できるとは限りません。

他には、掲示板などでは以下のように「ブラクラ」を教えてくれることもあります。

しっかりと、他の人の書いた内容を読みましょう。

1 :嘘つき＠名無しさん ：04/03/21 03:15 ID:???
　このサイト最高━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!! 
　絶対見るべき！！

　http://www.xxx.xxx.xxx

2 :正直＠名無しさん ：04/03/22 03:15 ID:???
　↑ブラクラだぞ！みんな開くな～！！ 

非常に酷ですが、Webの世界においても自分の身は自分の判断で守るしかありません。

知っておきたい、事後対策ショートカット

恐怖の画像や、画面が止まってしまったりすると、普通はビックリして電源を切ろうとします。

しかし、「主電源」を直接切ってしまうのは、やめましょう。ハードディスクのクラッシュ（壊れる）を招くおそれがあります。

そのような時には、以下のコマンドを利用しましょう。

「Alt」+「F4」で、ソフトの終了

Windows において、普通ソフトをキーボードで終了させる時は「Alt」キーと「F4」キーを同時押しします。また、フォルダを閉じる時も同様です。

「精神的ブラクラ」かな？と思ったときなどに、一瞬で画面を閉じることが出来て便利です。

「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で、強制終了

このコマンドは、絶対に覚えましょう。

コンピュータが、キーボードやマウスを受け付けない場合に利用します。

これにより、「シャットダウン」「ログオフ」「タスクマネージャ」などが選択できます。

「タスクマネージャ」は、終了したいソフトを選択し、強制終了させることができます。

コラム）　わずか5分で有名になった、「Ctrl+Alt+Delete」の考案者デビッド・ブラッドリー

エンジニアたちは当時、フリーズしたコンピュータを再起動するための
シンプルな方法を設計する必要性を感じていました。そこで、ブラッドリー氏がそのためのコードを書きました。

彼は、わずか5分でこのコードを書き、ビル・ゲイツ氏のおかげで現在の名声を獲得しました。

※ 2004年01月30日、ブラッドリー氏はIBMを退職し、現在ノースカロライナ州立大学で生徒を教えています。

「Control」+「Escape」と「u」で、コンピュータ終了

「Ctrl」+「Alt」+「Delete」をしても反応がない場合に、「Control」+「Escape」を押すことで、ごくたまに「スタートメニュー」が出てきます。

加えて、「u」キーを押してみると、「終了ダイアログ」が出てきます。

以上のコマンドは、日頃から利用しないと覚えることは容易ではありません。確実に覚えておきましょう。