Tgif/gnuplot テクニック



gnuplot は簡単に 2D、3D のグラフが作成できるツールです。関数のプロットだけでなくデータをファイルから読み込んでプロットしたり、フィッティングしたりできます。

Tgif とは米 UCLA 大 (当時) の William Chia-Wei Cheng 氏が開発した 2 次元ドローイングツールです。

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gnuplot 編

いくつかの小技についてまとめておきます。

gnuplot でカラー 変更

plot "test.dat" with linespoints 3 4

オプション名 linespoints の後に線種を指定する数字 3、点種を指定する数字 4 を指定することでグラフの線のスタイルとプロット点の形を同時に指定しています。

それぞれの数字を変えることで、線種と点種それぞれを変えることが出来ます。

番号 1 2 3 4 5 6
黄緑

gnuplot 幾つかのグラフを一つにまとめて描きたい

やり方は

gnuplot> set multiplot

次に plot したいファイルを通常のように入力します。

multiplot> plot "/tmp/aa" with boxes

また別のファイルから異なる軸のグラフを plot します。

multiplot> plot "/tmp/bb" with lines

Tgif 編

いくつかの小技についてまとめておきます。

Tgif でカラー eps ファイルを出力

P class="rl3">やり方は

元に戻すときには、

Tgif で作成した eps ファイルが Laex に貼れない

図に日本語が入っている場合は Laex にうまく貼れないことがあります。特に、他人に eps ファイルを送る場合は、Tgif で作成した eps ファイルでは無く、以下の処理を行いましょう。

まず、 Windows 用ソフト 「Adobe Illustrator」のようなソフトを利用して変換する必要があります。

Tgif で作成した eps ファイルを「Adobe Illustrator」で開く場合「フォントを置き換えます」と表示されることがあります。

まず、フォントが「hyumin」などの場合は「MS 明朝」などに変換しましょう。

  1. [ファイル] → [複製を保存]
  2. [EPS 形式オプション]にて
    • 互換性 : バージョン 8.0
    • プレビュー:形式 :なし
    • オプション:サムネールを作成:チェック外す
    • オプション:フォントデータを含む:チェックする
    • オプション:CMYKポストスクリプト:チェックしたまま
    • オプション:ポストスクリプト:レベル2

基本的に「Illustrator 8.0」か「Illustrator 7.0」が良いようです。他では、うまく表示されません。なお赤色で書いた部分は、設定を変更する必要がありますので注意してください。

バージョン [配置]した図が入るか
10.0 ×
9.0 ×
8.0
7.0
6.0 ×
5.0/5.5 ×

Tgif のデフォルト設定

$HOME/.Xdefaults に次のように記述します。

Tgif*Background:	AntiqueWhite1
Tgif*Geometry:		+0+0

! デフォルトのフォントサイズを 20 point にする。
Tgif*InitialFontSize:	20

! 使いたいフォントサイズの一覧
Tgif.FontSizes:    8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 \
                  20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 \
                  44 46 48 52 56 60 64 70 74 78 82 86 \
                  90 94 100 120 140 160

! グリッド間隔の大きさを変更。 -2 -1 0 +1 +2 が指定できる
Tgif*InitialGrid:	-1

! デフォルトの線の形を none(矢印無し)にする
Tgif*InitialArrowStyle:	NONE
Tgif*DefaultLineStyle:	plain

次のようにすればログインし直すことなく.Xdefaultsファイルの設定を有効にすることができます。

xrdb -load ~/.Xdefaults

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