日本赤軍の動向件
日本赤軍は、1971年(昭和46年)、 「国際根拠地建設」構想に基づき、 その前身である「共産主義者同盟赤軍派(共産同赤軍派)」 のメンバーのうち、レバノンに出国した奥平(重信)房子、奥平剛士等 によって組織された。結成以降、日本赤軍は、パレスチナ・ゲリラと共同し 、又は単独で、国際テロ組織の中でも極めて活発なテロ活動を世界各国で 展開してきた。
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発生年月日 | 事件名 | 詳細 |
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2002. 9.25 | 安部公博容疑者に逮捕状 | 83年に北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は結婚目的の 誘拐事件で元赤軍派の安部公博容疑者の逮捕状を取った。 |
2000.11. 8 | 重信房子逮捕 | 大阪・高槻市に潜伏していた 日本赤軍最高指導者の重信房子容疑者(58)が、 大阪府警に発見され逮捕された |
1997.11.18 | 西川純逮捕 | ボリビアのサンタ・クルスに潜伏していた日本赤軍の西川純が逮捕された |
1997. 2.15 | 日本赤軍5人拘束 | レバノンに身分を偽って潜伏していた日本赤軍の和光晴生、足立正生、山本萬里子、戸平和夫、 岡本公三が発見され、レバノン当局に身柄を拘束された |
1996. 9.23 | 城崎勉拘束 | 城崎勉が潜伏中のネパールで発見、身柄拘束された |
1996. 6. 8 | 吉村和江逮捕 | ペルーに潜伏中の吉村和江を発見、逮捕された |
1995. 3.24 | 浴田由紀子逮捕 | 日系ペルー人を装ってルーマニアに潜伏していた浴田由紀子を発見、逮捕 |
1988. 6. 7 | 泉水博逮捕 | フィリピンで、日本赤軍の泉水博が逮捕された |
1988. 4.14 | ナポリ事件 | イタリアのナポリで米軍クラブ前に駐車中の車が爆破され、 米軍人1人を含む5人が死亡した事件。イタリア当局は、 奥平純三及び奥平(重信)房子を犯人と断定 |
1987. 6. 9 | ローマ事件 | ベネチアサミット開催中、 イタリアのローマにおいて発生した、米・英両国大使館に向けた 爆発物の発射等のテロ事件。 イタリア当局は、奥平純三ら犯人と断定 |
1986. 5.14 | ジャカルタ事件 | インドネシア・ジャカルタの日米両大使館に爆発物が打ち込まれ、 同地のカナダ大使館前で車が爆破されるという同時テロ事件。 日米捜査当局は、城崎勉を犯人の1人と断定 |
1977. 9.28 | ダッカ事件 | 丸岡修ら5人が、日航機をハイジャックし、 バングラデッシュのダッカ空港に着陸させ、乗員・ 乗客151人の人質と交換に、日本で在監・ 拘留中の奥平純三ら6人と現金600万ドル (当時約16億円)をダッカに移送させた |
1975. 8. 4 | クアラルンプール事件 | 奥平純三、日高敏彦、和光晴生ら5人がマレーシア・ クアラルンプールのアメリカ大使館等を占拠し、米総領事らの人質と交換に、 日本で拘留中の西川純、戸平和夫ら5人を釈放させた |
1974. 9.13 | ハーグ事件 | 西川純、奥平純三、和光晴生の3人が、 オランダ・ハーグのフランス大使館を占拠してフランス当局に 拘禁中の日本赤軍メンバーを釈放させた |
1973. 7.20 | ドバイ事件 | パリ発東京行きの日航機を、丸岡修と4人の パレスチナゲリラがハイジャックし、アラブ首長国連邦の ドバイ空港を経てリビアのベンガジ空港に着陸させた |
1972. 5.30 | テルアビブ・ロッド空港事件 | イスラエルのテルアビブ・ロッド空港で、奥平剛士、 安田安之、岡本公三の3人が自動小銃を乱射し、 一般旅行者ら100人を殺傷(うち死亡24人) |
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1970. 3.31 | 「よど号」ハイジャック事件 | 羽田発福岡行き日航機「よど号」を共産同赤軍派9人が乗っ取り、 韓国・金浦空港で運輸政務次官と交換に乗客を解放した後、 北朝鮮に強行着陸。赤軍派9人は北朝鮮当局に投降した |
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日本を出国してから約30年、日本赤軍最高幹部重信房子容疑者の行動は なぞに包まれていた。 日本赤軍の活動実態、同容疑者の日本潜伏の目的、 支援組織の動向、捜査本部はなぞの解明に全力を挙げている。