マイクロソフトが考える未来

タイトル:マイクロソフトが考える未来

Microsoftが作成した同社の未来に向けたコンセプトを紹介する動画です。

ビデオは、ある女性エグゼクティブの出張を中心としたストーリーになっており、メガネに組み込まれた翻訳ツールや、ジェスチャーや音声で操作できる薄型のモバイル端末、音声入力で投稿できる電子雑誌などが描かれている。PCや、冷蔵庫などの家電の可能性も紹介しています。

Microsoft Office部門担当社長のカート・デルベーン氏は「ビデオで表現されている未来はすべて、実際のテクノロジーに基づいている」と説明しています。

ヒューマン・コンピュータ・インタラクション (HCI) の先駆者であり、ユーザー・インターフェースに関する書籍も幾つか執筆されているビル・バクストン (Bill Buxton)は次のように言いました。

"Anything that's going to have an impact over the next decade has always already been around for 10 years."

次の10年間にインパクトを与えるモノは、既に10年前からあるものだ。

「10 年たてば、当時の先端が社会に広く普及し、社会に変革を起こす」と彼は語っています。

通常「研究段階からプロフェッショナル」そして、「プロフェッショナルからコンシュマー」という期間は10年程度です。

2019年の未来(2009年に公開)

Productivity Future Vision (2009)

2011年の動画の中でマイクロソフトが考える未来は次のようなものです。

  • UIは「フィジカルインプット(ボタンは不要)」
  • 情報のビジュアライズゼーション(視覚化。数字を羅列した資料ではなく絵で直感的に理解させる)
  • パーソナライズ サインシステム
  • 端末間連携が当たり前
  • 必要となるのはインタラクション

シーン 1

女の子「私は猫を飼ってる。あなたは何かペットを飼ってる?」
インドの男の子「飼ってないよ」
女の子「インドでは猫って不吉なの?」
インドの男の子「違うよ。」

子供たちの無邪気な遊びの中に様々なテクノロジーが隠れています。

違う国の子供が会話できるように「リアルタイムの自動翻訳」や、「有機ELディスプレイ」上で「視線追跡による吹き出し表示」などが実現しています。

更には、指でディスプレイに描いた「犬」「ボール」が自動的に認識され「スマートなインタラクティブディスプレイ」が存在していることが分かります。

シーン 2

飛行機に乗っている女性が、子供たちがディスプレイに描いたものを眺めなら「学校で何をしているのか?」の連絡を取っています。

  • 飛行機の中で色々と作業している
  • 飛行機のチケットがデジタル化、ディスプレイで表示
  • 3次元のディスプレイの一つ

現在でも飛行機をGPSなどを利用してトラッキングし、搭乗時間や飛行情報を伝えてくれるアプリもあります。

  • 「到着ゲート」「到着推定時間」などをリアルタイムに表示する小型デバイス
  • 「消防署の社会見学」

シーン 3

シーン 4

言語変換や、モバイルデバイスによるAR(拡張現実)により経路探索を表示している

私たちは"優先ベースの通信のルーティング"を活用して(と彼の女性の同僚)彼を見ていることも見逃しやすい。

  • 飛行場で、これでどこに行くのかデジタルサイネージで表示している
  • 壁がデジタル化されて表示している

シーン5

テレビ会議という形で他の国の人も参加
壁の中にデータが入っていて仕事の話を壁を見ながら知ることができる

シーン6

デジタル新聞のシーンです。

カップもデジタル化されていて温度表示されています。

  • キーボードやマウスはなくて全てタッチ
  • 様々なコンピュータがネットワーク(クラウド)に繋がっている
  • より自然なユーザインターフェースNUI(Natural User Interface)

オススメ書籍

未来のUXを理解する上でオススメの書籍を紹介します。

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