ソーシャルメディアは一過性の流行か?2012年向けのまとめ

タイトル:ソーシャルメディアは一過性の流行か?2012年向けのまとめ

Social Media isn't a fad, it's a fundamental shift in the way we communicate.

ソーシャルメディアは一過性の流行でなく、コミュニケーションの根本的な変革です。
そして、未来検索・行動の予測、推薦を実現する伝達手段として変わりつつあります。

  • 第1期 情報ごとにカテゴライズされた情報(例:Yahoo)
  • 第2期 検索を中心とした情報(過去検索)(例:Google)
  • 第3期 Web2.0におけるソーシャルブックマークによる情報(例:はてなブックマーク)
  • 第4期 親しい友人のデータに基づいた個人にカスタム化された情報(例:Facebook)
  • 第5期 「検索×友人×情報発信」に基づいた個人にカスタムされた推薦(例 scheme)
  • 第6期 個人のライフログとソーシャルメディアに基づいた未来情報推薦(未来予測)

facebookのシェアが一番の国、一番でない国

Facebookの世界制覇はこの数ヶ月間でさらにすすみました。

Facebook以外がトップというと以下の国ぐらいです。

※ウズベキスタンの3位に関してご存知の方は教えてください

1位 2位 3位
日本 Twitter Facebook Mixi
中国 Qzone Weibo QQ
ロシア V Kontakte Odnoklassniki Facebook
ウズベキスタンOdnoklassniki Facebook       
ラトビア Draugiem Facebook Twitter
ベトナム Zing nhaccuatui Clip.vn
オランダ Hyves Facebook Twitter

その他の主要国では、Facebookのシェアがトップとなっています。

1位 2位 3位
アメリカ Facebook Myspace Twitter
イギリス Facebook Twitter Linkedin
ドイツ Facebook Xing MySpace
イタリア Facebook Badoo MySpace
ブラジル Facebook Orkut Twitter
韓国 Facebook Cyworld Twitter

少し先の未来を考える、ソーシャルを軸とした新しい6つのトレンドまとめ

1. ゲーミフィケーション
2. コーズマーケティング(volvicの1L for 10Lキャンペーンなど)
3. オープンリーダーシップ(社員そのものにブランドを好きになってもらう)
4. オンラインtoオフライン(価格comで値段を調べて最安値の実店舗で購入するなど)
5. インタレストグラフ(「検索×友人×情報発信」の情報を元に個人にカスタムされた情報推薦)
6. P2Pサービス(シェアサービス 例:旅行者に自宅の「ソファ」を無料で開放するネットワークなど)

つぶやき、写真、位置情報、ゲーム、次なるソーシャルコンテンツは「音楽」

これからは、ローカルに置いたデータをデバイスにコピーして持ち歩くのではなく、クラウド上の音楽を「共有」するという新しい概念が生まれています。

  • twitter(つぶやき)

  • instagram(写真)

  • Foursquare(位置情報)

  • turntable.fm(音楽)

さらに、2011年中に「ビデオのTurntable.fm」といわれる「Picotube」サービスもオープンしました。
YouTubeのコンテンツを利用しほかのユーザたちと仮想劇場でビデオを楽しみ、格付けなどができます。

  • Picotube(ビデオ)

ただし、「ポスト・ソーシャル時代が来る」 ジョージ・コロニーでは、次のように予測しており「暇つぶしのようなサービス」はナンセンスとしています。

  • 1番目の嵐:「Webの死
    • 本当に大きな次の波はApp Internet(強力なローカルデバイス(PC、スマートフォン、タブレット)でWeb/クラウド上のリソースを同時に利用したアプリケーションを動かす、モデルを実際に見たければ、iPhoneやAndroidアプリなど)
  • 2番目の嵐:「ソーシャルの飽和
    • ただの暇つぶしのようなサービスは成長できなくなる。例えばFoursquareはナンセンス
  • 3番目の嵐:「企業向けソーシャル
    • 72%の企業はソーシャルを採用したがっている

2012年ソーシャルメディアにおける7つのトレンド

2011年のソーシャルメディアにおける5つのトレンド

1. 消費者によるコンテンツキュレーション (「NAVERまとめ」や「Togetter」など)
2. ロケーション系サービス(foursquareやGowalla)
3. ゲーミフィケーション、ソーシャルゲーム
4. QRコード
5. ソーシャル・コマース

2012年のソーシャルメディアにおけるトレンド7つ

1. テレビのソーシャル化
2. デフォルトでソーシャルに
3. ソーシャル・コマースの成長
4. ブランドによるコンテンツを用いたプロモーション
5. ソーシャル・サーチ(検索)の進歩
6. タブレット普及による電子書籍の加速
7. Facebookは依然として強い

カンヌ国際広告祭2011から見る今世界が注目する12個の業界トレンド!

1. ソーシャルTV
2. デジタル・ストーリーテリング
3. HTML5とWebアプリ
4. コラボレーションとコ・クリエーション
5. リアルタイムの力
6. ソーシャルビジネス
7. ネットワークの設計&ソーシャルの拡散効果の理解
8. デバイスの垣根を越えた体験
9. パッケージの持つ力/ソーシャルによる価値の再構築
10. タブレットデバイスの普及
11. 動画プレイヤーやブラウザを模したクリエイティブ
12. ソーシャルメディアを実際のオブジェクトへと変換

1. ソーシャルTV

TVを見ながらfacebookを用いてコミュニケーションする

2. デジタル・ストーリーテリング

twitterやFacebookなどの情報を集約し新聞のように読める・ブランド自身がコミュニティーに参加

例)Flipborad

3. HTML5とWebアプリ

4. コラボレーションとコ・クリエーション

共通知識を持つユーザが集まり新しい価値を作る

例)「Sneakerpedia」スニーカーを大量に集めたサイト

5. リアルタイムの力

例:ユニクロ(UKサイト)のツイートされればされる程、商品が安くなるなど

6. ソーシャルビジネス

例:オンライン上でユーザー同士が服の売買ができるなど

7. ネットワークの設計&ソーシャルの拡散効果の理解

例:商品が欲しい人はツイートしてくれたらダウンロードできるよボタンなど

8. デバイスの垣根を越えた体験

例:スマホで屋外広告を操作できるなど

9. パッケージの持つ力/ソーシャルによる価値の再構築

例)ルーマニアのチョコレート「ROM」。ルーマニア国旗のパッケージをアメリカの国旗に変更

facebookを中心に愛国精神から反発→パッケージを元に戻したところ売上が倍増しました。

10. タブレットデバイスの普及

タブレット普及による電子書籍の加速など

11. 動画プレイヤーやブラウザを模したクリエイティブ

例:YouTube 動画アノテーションなどを用いた手法など

12. ソーシャルメディアを実際のオブジェクトへと変換

ツイート数で勝負、ツイート数を燃料に変えてレースなど

例:メルセデスベンツの「Mercedes Benz Tweet Race」。4チームに分かれ、ツイート数に応じた競争でダラスを目指します。

オススメ動画

ソーシャルメディアは一過性の流行なのか?それとも産業革命以来の大きなシフトなのか?
ようこそ革命へ
世界人口の50%は30歳以下
そして若者の96%がソーシャルネットワークに入っている
アメリカではFacebookがGoogleの週間アクセス数で抜く
ソーシャルメディアは今やポルノを抜きインターネット情のNo.1の活動に
アメリカでは8組に1組の夫婦がソーシャルメディアで出会った

5000万ユーザ到達までの年数
ラジオ 38年
テレビ 13年
インターネット 4年
Facebook:1年足らずで2億人達成
iPodアプリは9ヶ月で10億ダウンロード
ソーシャルメディアを利用しないという選択肢は存在しない・・・どう利用するか、が問題
もしFacebookが国だとしたら中国とインドに続く3番目の大国
なのに中国はQQとRenrenが独占

アメリカ教育省の調査:
対面よりオンラインで授業を受けた生徒の方が成績が良い
企業の80%が採用活動でソーシャルメディアを利用
うち95%が、Linkedinを使っている
Facebookで急増中のセグメントは55-65歳の女性
アシュトン・カッチャーとブリトニー・スピアーズのTwitterフォロワー数は、
スウェーデン、イスラエル、スイス、アイルランド、ノルウェー、パナマの人口合計を上回る
イギリスでは携帯ネットアクセスの50%がFacebook
悪い顧客体験なんて瞬く間に広がってしまう
ジェネレーションYとZにとってEメールは過去のもの
いくつかの大学はメールアカウントを付与せず
代わりに電子書籍リーダー、iPad、タブレットPCを配布している
ハメと外してしまえば、
その記録がrenrenに残る
その記録がflickrに残る
その記録がYouTubeに残る

YouTubeは世界で2番目に大きな検索エンジン
このビデオを見終わるまでに100時間以上のビデオがYouTubeにアップされる
Wikiはハワイの言葉で「素早い」という意味
Wikipediaには1500万を超える記事がある
プリタニカ百科事典と同等の正確性だという調査結果も
78%の記事は英語以外
Wikipediaに記事が投稿される度に$1もらえたら、$1,712.32(約15万円)稼げる
1時間ごとに
2億以上のブログ

ワード・オブ・マウスから「ワールド・オブ・マウス」へ
世界のトップ20社の検索結果:
25%がユーザ生成コンテンツへリンク
ブロガーの34%は、製品や企業についての意見を書いている
あなたのブランドについて彼らが書いている内容、気になりませんか?
気にしたほうがいいですよ?
人はソーシャルネットワーク内での製品やサービスの評価を
Googleでのランキングよりも気にする

消費者の78%は友達の薦めを信用する一方、
広告を信用する人は、たったの14%
テレビCMでROI(Return On Investment)を生むのは僅か18%
TiVo/DVR(家庭用ビデオレコーダ)のCMを飛ばす人は90%
クリスマス・シーズン中、Kindleは紙の書籍よりも売れ
大手新聞社25社中24社が記録的な部数落ち込みに直面
Facebookでは毎日6000万以上の近況アップデートが上がる
ニュースを見つけにいくのではなく、「ニュースが我々を見つける」時代
製品やサービスを探しにいくこともなくなり
製品やサービスがソーシャルメディアで我々を見出す
ソーシャルメディアは一過性の流行ではなく、コミュニケーション手法の根本的な変化

ソーシャルメディアで成功している企業は、
古い手法を捨て、新しい哲学を取り入れている
まず顧客の声を聞く 売るのは二の次
ソーシャルメディアのROIは、あなたの企業が5年後も存続していること

まだソーシャルメディアを単なる流行だと思っている?
「みんなの経済」の世界にようこそ!

オススメ書籍

ソーシャルメディアや次の流行・アイディアを思いつくために役立つ書籍を紹介します。

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