2009年12月に、フォーブス誌からの依頼で「2020年の未来」を想像するワークショップがサンフランシスコで開かれました(参考)。
このイベントで「今から10年後に、コンピュータが我々にどのような体験をもたらすか?」について、デザイナーやジャーナリストと共に話し合いが行われました。
話し合いの結果「コンピュータを意識することないユビキタス社会(どこでもネット、誰とでもネット)」が未来の形であるという結論になったとの事です。
これを踏まえて「ソーシャル・商売・ヘルスケア・メディア」などの領域にもたらす変化が次のように説明されているので紹介します。
未来には、ほとんどの目に見えるものがカタログに掲載されており索引が可能となっています。
必要であれば即座に検索できて、それらの内容を知ることができます。
出典 http://designmind.frogdesign.com/
道行く人を見ながら欲しい物があれば、その場で買うことができます。小売店に足を運ぶ必要はなくなります。
道端ですれ違った人の服や車などは、携帯端末のAR(拡張現実)機能により特定され、最適価格と業者を見つけてくれます。
体をモニターして体調の状態がどこでも測定可能になります。
ハンバーガやコカ・コーラを食べたらどういう影響があるかが一目瞭然となります。
出典 http://designmind.frogdesign.com/
「Whuffie(ウィッフィ・ウッフィー)」が社会的な指標となり、その指標が高い人は無料でサービスを受けられるようになります。
出典 http://designmind.frogdesign.com/
その人がソーシャルメディアでどういう評判を得ているかがすぐに分かります。
因みに、「Whuffie」はカナダ出身のマーケティングコンサルタント、タラ=ハントが、Web 2.0以降のインターネット上のビジネスで成功するための、貨幣に替わる新しい価値として取り上げた概念です。
マスメディア・スマートテレビに関して理解する上でオススメの書籍を紹介します。
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