2100年宇宙の旅~未来の旅・未来予測~
21世紀予測の答え合わせ
明治34年(1901年)の「報知新聞」の中に未来予測の記事が掲載されています。
2005年(平成17年)度版の科学技術白書では「23項目すべてについて予測中、12項目が実現、5項目が一部実現、6項目が未実現」と評価しています。
「100年後の予測など無理」という方もいますが、技術の進歩の延長から推理することで予測は可能です。
無線電信の電話
東京の人がロンドンやニューヨークにいる友人と自由に対話することができるだろう。
→ 携帯電話での国際電話などで実現
遠距離の写真
戦争などが起きた際に、東京の新聞記者は編集局にいながら、カラー写真を電送できるだろう。
→ PC・スマートフォンなどで実現
7日間で世界一周
世界一周は7日もあれば足りる。また先進国の人々は男女を問わず必ず一回以上は世界旅行を行うだろう。
→ 飛行機などで実現
暑さ寒さ知らず
暑さ寒さを調節する機器が発明されるだろう。
→ エアコンなどで実現
人声10里に達す
10里(40キロ)離れた男女が延々と愛を語れるようになるだろう。
→ 携帯電話・Skypeなどで実現
写真電話
電話は相手の顔が見られるだろう。
→ テレビ電話・ Skypeなどで実現
便利な買い物
写真電話を使えば、遠距離の品物を選んで購入できるだろう。
→ Amazonなどで実現
鉄道の速力
急行ならば時速50マイル以上(約80キロ)で、東京と神戸間は2時間半となるだろう。
→ 新幹線などで実現
医術の進歩
顕微鏡とX線の発達により、病原を摘発して応急の治療を施せるようになるだろう。
→ 電気メス、内視鏡、局部的なエックス線照射治療などで実現
自動車の世
馬車は廃止となり、代わって自動車を廉価に購入するようになるだろう。
→ 自動車などで実現
2100年の未来予測
理論物理学者のミチオ・カク教授により「Pysics of the Future」という本が発売されています。
これは、300人以上の科学的革新を担う科学者が語った内容をまとめたものです。
その他、幾つかの参考文献により見えてきた2100年の未来をまとめました。
- 回路付きコンタクトレンズをはめると、ネット接続が可能になる
- 心の中だけで通話・コンピュータ命令が可能になる
- 自動車は運転手不要となり、燃料もいらない
- 人体ショップがオープンし、臓器や体のパーツを取り替えれる
- 人間の寿命は更に伸び、好きな能力を持つ子供を生むことができる
- 癌細胞は破壊され、癌や痴呆症の超早期発見が可能となる
- 感情を持つロボットができ、肉体・事務労働はなくなる
- 宇宙エレベータができ、太陽系外の星を目指す宇宙船が開発される
- 地球温暖化は更に深刻になり、防衛策として街を大きな壁が取り囲む
超小型機器によるインターネット接続が可能になる
コンタクトレンズに回路を埋め込みインターネットを楽しめるだろう。
朝起きてレンズをはめ、瞬きすれば たちまちオンライン状態となる。
自動翻訳により世界中の誰とでも何処でも会話を楽しめる。
心の中だけで通話・コンピュータ命令が可能になる
コンピュータは見えなくなるが、至るところに存在するだろう。
心の中で命令するだけでコンピュータを操作できる(脳コンピュータインターフェース)。
ナノテクノロジーの発達する
ナノテクノロジーの発達により物体の形を自由に変えることができるだろう。
コンピュータを埋めた限りなく薄い紙が存在し、紙と同じように使い捨て(廉価)な値段となる。
欲しいデザイン画をダウンロードしてインストールすれば、台所・ソファー・机は自由に形を変え、欲しいデザインの形に作り変えられる。
1時間もすれば、部屋のリフォームは完成するだろう。
自動車は運転手不要になる
自動車の運転に運転手は不要となる。
磁気の力で自動車は道路から浮かび、減速させるた摩擦が無く燃料補給も不要となる。
全ての自動車は中央制御装置で管理されるため交通渋滞は発生しなくなる。
人体ショップがオープンする
人間のパーツ(耳や臓器など)を育てることができるようになり「HUMAN BODY SHOP(人体ショップ)」ができるだろう。
臓器不一致で死ぬこともない。
全生物の全DNAを小さなキットで持ち歩けるようになる。
絶滅種を復活できるようになり、それらを地元の動物園でも見ることができるようになる。
人間の寿命は更に伸びる
年を取る細胞を分子レベルで攻撃することで人間の寿命は更に伸びる。
(倫理問題を解決して)自由な能力を持つ子供を生むことができるようになる。
癌細胞は破壊される
分子細胞(smart bombs)が癌細胞を破壊できるだろう。
痛みや流血を伴わず、化学療法により診察できるだろう。
ただし癌はすぐに突然変異するために無くなることはない。
癌や痴呆症の超早期発見が可能になる
トイレや浴室の鏡にはDNAセンサーが取り付けられ、癌や痴呆症の超早期発見が可能となる。
衣服にもチップが埋め込まれ癌を検出する機能を持つ。
情報は病院にアップされ孤独死はなくなる。
MRIは携帯電話の大きさになる。
息づかいや感情を読み取り、常に健康診断が可能となる。
感情を持つロボットが登場する
危険・退屈な作業はロボットが全て行う。
ロボットには感情があり、友好的で賢い。
肉体労働・事務労働はロボットの仕事となる。
宇宙エレベータ
「宇宙エレベータ」で宇宙空間に行けるようになる。
一部の人は火星に住み・宇宙旅行を楽しめるようになる。
また、太陽系を出て最も近くの星を探索できる最初の宇宙船を準備が始まるだろう。
地球温暖化は深刻
科学は諸刃の剣であり地球温暖化は更に深刻になる。
都市によっては水に沈むため都市を囲むように護岸を設けるだろう。
参考文献
- 報知新聞「二十世紀の豫言」(1901.1.2, 1901.1.3)
- Physics of the Future: How Science Will Shape Human Destiny and Our Daily Lives by the Year 2100
- フォーブス誌 2020年の予測
- その他、書籍でクチコミの多い人気書籍一覧
関連書籍・ソフト紹介