起業をしたい人が心掛けること
多くの起業説明会に参加してきました。
その中で必ず起業家はは口をそろえて次のように言いました。
「儲かるからでは無く、自分の最も好きなものを選べ!」
理由は、好きなもので無ければ、に苦しいとき辛いときを乗り越えれないからだそうです。
日本のサラリーマンのなかには「好きなことがわからない」人が数多くいます。
- 何も準備しなくても2時間、ぶっ通しで話せることとは?
- これまでに一番、おカネをかけてきたものとは?
- 今後、おカネを払ってでもやりたいこととは?
- 一晩くらい寝なくてもできるものとは?
- 何も準備しなくても2時間、ぶっ通しで話せることとは?
このように「好きなことで起こしたビジネス」は成功率が高いです。
このページでは、どのような人が起業家に向いているのか、起業をしたい人が心掛けることを載せておきます。
どのような人が起業家となっているか?
日経ビジネスに「ベンチャー社長の平均像」が次のように記載されていました。
- 2人か3人兄弟の長男
- 血液型はA型
- 早稲田大学を卒業して就職
- 入社10年目、32.5歳の時にやりたい事に目覚める
- せっせと貯めた自己資金を元手に約5年後の37.1歳で実際に独立
起業の心構え
- 1年で、25%の人が廃業など
- 2年目で、そのうち25%が廃業など
- 3年目で、そのうち25%が廃業など
3年生き残れることができた会社は、そのあとの廃業率は低めに落ち着いてきます。
つまり事業が軌道に乗った状態です。
起業と会社員との違い
【メリット】
- 1. 稼いだお金は、ある程度自分の自由になる。
- 2. 人の顔色を伺って物事を進める必要は少なくなる。
- 3. 休みたければ休んでもよい。
- 4. お客にしたくない人とは、付き合わなくてもよい。
【リスク】
- 1. 自分の食いぶちは自分で稼いで食っていく。
- 2. すべての責任を自分が負うことになる。
- 3. 有給休暇はない。熱があっても大事な仕事であれば行く必要がある。
- 4. 看板・信用がないため、商談に苦労する。今まで以上に周囲の人を大切にする必要がある。
起業する人は、一生、お客様や取引先、従業員、株主など、事業に関わるすべての人に信頼され慕われるように、経営者としての修練が必要となります。
ビジネスプランの決定
次の3つが重なる分野を選択することが重要です。1つでも欠ければうまくいきません。
- ① 自分がしたいこと、好きなこと、人生で実現したいこと
- ② 自分ができること、得意なこと
- ③ 社会が求めていること
そして重なった分野で選択したモデルが次のことを満たすかを検証してください。
- ④ 数学的なアプローチで問題ないか
人生で何を実現したいのか
- メシを食っていくためにやむなく
- 家族を養っていくためには致し方ない
- もう転職できる年齢ではないから
- お金儲けがしたいから
上記のような動機・目的だけが頭に浮かんだ人は、かなり弱いです。
- Aさんの回答「家族を養っていくため」
- Bさんの回答「施主さんの家族がずっと幸せに暮らせる良い家を作ることに喜びを感じている」
AさんとBさんのどちらに依頼したいか?と考えてみると明白です。
「何のために起業したいのか?」とは「あなたは人生という限られた時間を使って何を実現したいのか」ということです。
理念があれば、多少つらいことがあっても耐えられて、常に前向きに明るく取り組めます。
自分にできることは何かを考える
これは、生まれてから今に至るまでの自分の人生を年表のように書き出します。
- 今までの人生で経験してきたこと
- 自分が持っている属性・スキル・資格・性格など
- 自分がもっている人脈
- そのほか(好きなこと、趣味、特技など)
この中で気になる言葉をキーワードとしてチェックし、「自分ができること」を発見します。
- 50代の人生経験豊富な自分には、若者にはない説得力がある
- 趣味のトレーディングカード集めには、誰にも負けないノウハウがある
- 人事部長として社員研修選びにはかなりの自信がある
- 人脈が広く、それをつなげることが得意だ
そのような強みを生かした起業・独立が、成功への近道です。
社会が求めていること
いくら自分が大好きで得意なことでも、それが社会に求められなければビジネスとして成立しません。
マーケティングの基本として2つのアプローチがあります。
マーケットイン
- まずは市場ニーズをとらえ、それに合った商品・サービスを提供していこうという方向性
プロダクトアウト
- 売り手側が売りたい商品・サービスを市場に提供していくという方向性
ビジネスプランの検討の時点から起業後まで、常に冷静に判断して「マーケットイン」の方向性で進めるようにしてください。
数字やマーケティングからのアプローチ
提供しようとしている商品・サービスが数字やマーケティング的なアプローチからも問題がないかという検討が必要です。
- 粗利率が高い、もしくは低くても圧倒的に多売することが可能な商品か
- 元手がかからないわりに儲かるビジネスか
- 在庫をもつリスクが少ないか
- 世間に対して強烈なプロモーションが可能な要素があるか
- 他社と差別化できるか
- 人件費はかかりすぎないか
- 創業融資でカバーできないほど初期投資が必要ではないか
- 安定して返済にまわせるような安定した利益を上げられるか
- あまりにも景気や流行に左右されるようなビジネスではないか
- 参入タイミングは遅すぎないか
- 簡単に大手企業に真似されないか
起業アイディアの発想法
ビジネスアイデアの発想法を類型化すると、だいたい次のページの11種類に分類できます。
- 既存のビジネスプランにプラスする
- 既存のビジネスモデルから思い切り絞り込む
- 海外にあって日本にない商品・サービスを調べる、気がつく
- 業界で不足する要素をほかから取り入れる
- 人が不便・不満・不安を感じていることを考える
- 人が代行してもらいたいことを考える
- 趣味の分野での起業を考える
- 人が健康、キレイになることを考える
- 人の成長をサポートすることを考える
- これからの時代、必要なことを考える
起業するためにすべき10のこと
- 1.目標を明確に持つ(目標のために2年後どうしている必要があるか)
- 2.「素直さ」を身につける(他人を否定しない)
- 3.言い訳しない(雪が降っても自分の責任)
- 4.投資のセンスを磨き始める(ビジネスは投資の連続)
- 5.経営書を100冊読む(最も投資対効果が高いのは、自分自身)
- 6.なにかに挑戦する(成果を出すこと)
- 7.群れるのをやめる(「コンフォートゾーン」の外に出ろ)
- 8.社会の困り事に敏感になる(常にビジネスアイデアを考えろ)
- 9.小さな組織のリーダーになる(導くことの難しさ、コミュニケーション能力の学習)
- 10.メンタルブロックの存在に気づく
オススメ書籍
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