アイディアの作り方・出し方・活用方法
本田宗一郎(本田技研工業創業者)は次のように語っています。
発明はすべて、苦しまぎれの智恵だ。アイディアは、苦しんでいる人のみに与えられている特典である。
もはや、単純な業務で所得を得ることは難しい時代となりました。
日本人が優れているとされていた「技術力」「開発力」ですら、中国やインドなどに業務委託される時代です。
今の時代に必要なのは「考える力=アイディア」です。
ここでは、アイディアの出し方から活用方法までを紹介しています。
アイディアを出すための「3つの基本」
重要な事としては、
世の中の、あらゆる事に不平不満を持つこと・解決策を自分なりに考えること
です。
日頃から評論家のように問題点を指摘し、加えて解決方法を自分なりに考えるようにしましょう。
また、3つの基本としては次が挙げられます。
① 時代の流れを読むこと
② 分野を絞ること
③ 自分の強みを活かすこと
新しいアイディアは時代の流れに沿って出てくることがほとんどです。
また、分野を限定することで競合を減らすことができます。
そして、小さい頃から「得意なことがある」という人は強みを活かしてアイディアを考えましょう。
「強み」とは「作るもの」です。無い人は自分の「強み」を今一度見なおしてみましょう。
アイディアを出す方法「アイディアしりとり」
書籍「∞(むげん)アイデアのつくり方」によれば次のような方法が提案されています。
① 考えたいテーマ(問題)に対して、しりとりで次々に出てくる言葉から連想されるアイディアを考え、どんどんメモしていく。
② 100個のアイディアを出し、その中から「候補アイディア」を自分で5個選ぶ。
③ 5個を、客観的な視点や人の意見などを参考にしたり、さらにアイディアを吟味し企画書に起こすなど、形にする。
④ これを10セット実施し、10アイディアを企画書にして、さらに吟味すると、そのうち1つは最高のアイディアとなる。
Aテーマ「新興国をターゲットにしたテレビ提案」 × B連想ワード うぐいす → 雨季/乾季に・・・ ↓ スバル → スリなどの犯罪に・・・ ↓ るり色 → ルンバのような自動操縦型 ↓ ロボット → ログイン、ロボット、 ↓ トロッコ → 投資、投稿、灯光 ↓ (続 く)
オズボーンのチェックリスト
アイディア出しの時に使われる「オズボーンのチェックリスト」というものがあります。
あらかじめ準備したチェックリストに答えることでアイデア発想する方法です。
① 転用(他に使い道はないか?)
② 応用(他業種、別分野で似たものはないか?)
③ 変更(変えたらどうなるか?意味、色、動き、音、臭い、形、型、包装など)
④ 拡大(大きくしてみたらどうか?何か増やせないか?)
⑤ 縮小(小さくしてみたらどうか?何か減らせないか?シンプルにできないか?)
⑥ 代用(他のモノで代用できないか?)
⑦ 置換(入れ替えてみたらどうか?)
⑧ 逆転(逆にしてみたらどうか?)
⑨ 結合(組み合わせてみたらどうか?)
大きさ、長さ、高さ、重さ、時間、面積、回数、強度、材料、範囲、濃度、成分、機能。
様々な角度から9項目を当てはめてみます。
解決策の考え方は「自分の強み」を利用すること
簡単に解決策は思いつかない。「総理大臣を変えるべき」「日本人の根本的な考え方を変えるべき」でも最初は構わない。
しかし利益を生みたいなら、「自分の強み」を生かした解決策を考えるべきである。
「自分の強みが無い」と悲観する必要はない。趣味や一日に一番使っている時間が自分の強みである。
「アイディアが思いついた!」と思っても
- 競合は多い
- そのアイディアは知らないだけで既に存在するかもしれない
- 真に新しいものは存在しない
- 新しく見えるものは、大抵は自分が知らない何かと組み合わされている
アイディアの活用方法
- 類似商品があるか探してみる(検索キーワードも絞れてきて、頭も整理されてくる)
- 存在しない場合にはどうやると作ることができるか考える
- 趣味アイディア(1週間程度(1日1時間)で開発可能)
- 趣味アイディア(開発に一年かかる)
- 趣味アイディア(自分一人の能力では無理)
- 作ってもらう人を捜す
- 単に欲しいだけならtwitter等でつぶやく
- 考えた収益が多少なりとも欲しい場合は、Blogなどに書いて広告バナーを貼る
- 第一人者として今後扱われるかも
- 趣味アイディア(世の中の仕組みを変える必要あり) - 自分の業務に関連するアイディア - 自社内で他部署アイディア - 自社で扱っていないアイディア - 特許になりそうなアイディア
オススメ書籍
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