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カルフォルニアの語学留学・ESL情報

高校卒業や大学在学中、就職してから「海外留学がしたい」と思った場合にどうしたらよいでしょうか?

「留学」と言っても様々な形があります。

  • 海外の大学院に入学
  • 海外の大学に入学
  • 海外のコミュニティーカレッジに入学
  • 海外の私立の語学学校(ESL)を受講
  • 海外の大学付属の集中英語コース(ESL)を受講

また、international student(留学生)と海外赴任で外国に来ている人(resident、1年以下はnon-resident)によって仕組みが違います。

※ 米国内の認定大学、私立高等学校、認可された英語プログラムなどで教育を受けることを目的にする場合は、F-1 ビザが必要です。

※ L2-VISA など駐在員として米国に来た場合には、TOEFLのスコアの提出は不要です。

コミュニティーカレッジ(Community College)

アメリカの公立の2年制大学(専門学校を含む)のことです。F-1 VISAで入学する場合にはTOEFLのスコアを要求されます。

卒業するために2年以上の留学期間が必要です。「コミカレ」などと略されます。コミカレへ入るための学校独自のテストはありませんが次の書類が必要です。

【F-1 VISA(留学生)の場合】

  • TOEFL 規定以上のスコア(英語のテスト)
  • 高校の卒業証明書(英文)
  • 成績績証明書(英文)

【Resident or Non-residentの場合】

直接学校に行ってPlacementTest(英語&数学)を受けてスコアによって入れる英語レベルのクラスが決まります。

居住者or非居住者かどうかによって、授業料が5倍程度違います。居住者の判断は「米国に住み始めて1年+1日経過しているかどうか」です。

サンノゼ周辺のコミュニティカレッジ(公立民営)

学校名(英名) 学校名(和名) 所在地 TOEFL iBT
De Anza College デアンザ・カレッジ クパチーノ 61
Evergreen Valley College エバーグリーン・バレー・カレッジ サンノゼ 61
Mission College ミッション・カレッジ サンタクララ 61
San Jose City College サンノゼ・シティ・カレッジ サンノゼ 61
Foothill college フットフィル・カレッジ ロスアルトス 61

De Anza College(ディ・アンザ・カレッジ)は公立の4学期制(9月、1月、3月、6月の入学が可能)の2年制カレッジです。

Mission College(ミッション・カレッジ)は公立の2学期制(セメスター:2月、8月の入学が可能)の2年制カレッジです。

授業は週1科目だけでも受講可能で、1単位(unit)ごとに授業料がかかります。

聴講生(Auditing)

一単位(unit)$10~$15程度で単位なしで聴講し、アメリカの大学生活を味わうこともできます。

サマープログラム

アメリカの大学の多くはサマープログラムを開きます。

コミュニティカレッジに入学するために TOEFL のスコアが僅かに足りない人が受講する人に権利があります。

サマースクール受講後に入学の権利を貰えるところもあります。

De Anza Collegeのサマープログラム参加条件は、TOEFL iBT が「52~60」の人です。

アダルトスクール(Adult School)

Adult Schoolは、季節ごとに紹介冊子がポストに投函されます。日本人駐在員妻達にはアダルトスクールが人気です。

近隣のアダルトスクール
Santa Clara
Sunnyvale-Cupertino
San Jose
Milpitas

今はカリフォルニア州は財政難で、それぞれの自治体のアダルトスクールの経費も削られているため、 登録するのもそう簡単ではありません。

ESL (English as a second language)

英語を母語としない生徒のための英語特別授業です。

「私立の語学学校」「大学付属の集中英語コース」「アダルトスクール」などで受けることができます。

ESLの種類 内容
大学付属の集中英語コース将来大学で学ぶ予定人向け。学期を同じクラスで過ごす。宿題も毎日出てハード
私立の語学学校 大学付属のESLよりも規模が小さくビルなどを借りて開講、人の出入りが激しい。半分遊びのような楽しい雰囲気、宿題もない
アダルトスクールのESL 米国で生活する為の英語を学ぶ。無料も存在する。日本人友達を作れるため駐妻が多い。

※ 1年間も語学学校(ESL)に行くのは長すぎます
※ 長くとも半年で語学学校を卒業して、カレッジに進むことをオススメします

短大・大学付属のESL

短大・大学では英語の授業を理解し、英語で試験やレポートを書ける能力が必要です。なので通常はESLで慣れることから始めます。

Fall Term (9月~11月)、Winter Term (1月~3月)、Spring Term (4月~6月) など期間限定で開催されます。

大学のESL(英名)
Mission College ESL
Evergreen Valley College ESL
De Anza College ESL
San Jose City College

留学生の場合は、半年~1年くらい勉強して上級コースを修了すれば、コミカレにTOEFLなしで自動的に入学させてくれる場所もあります。

なお、ESLは何単位とっても 4年制大学では単位として数えてくれません。

私立語学学校

私立語学学校ESL
ELS、シリコンバレー校

DeAnza Collegeとパートナシップ提携をしていますので、DeAnza Collegeの施設も利用することができます。

私立の語学学校では会話中心に学べますが、周りの方が真剣ではない人が多いです。

その他

English Courses in San Jose など。

アダルトスクールの詳細(例:サンタクララ)

  • 3ヶ月前: テストの予約
  • 2ヶ月前: テストを受ける
  • 半月前: 通知ハガキが届く
  • 今月: 無料のESL(週5日、9:00~11:30)に通う

クラス

  • Basic Class
    • 朝クラス:月~金の週5日、9:00-11:30
    • 夜クラス:月・水もしくは火・木の週2日、19:00-21:30
    • Feeは15ドル
    • 入学はサンタクララ学区在住者が優先される
  • Multi-level Conversation
    • 月・水もしくは火・木の週2日、13:00-15:00
    • Feeは45ドル

受講方法

  • オンラインで用紙を入手してFax or 郵送、電話、直接オフィスに行く
  • 予約の時に$15(テスト代として)支払う
  • プレイスメントテストを受ける

※ テストのスコアによって、クラスが振り分けられます。4クラスあります。

  • Beginning Low
  • Beginning High
  • Intermediate Low
  • Intermediate High

※ Intermediate Highクラス以上の英語能力のある人は、この無料のESLには入れず、有料のアドバンスコースを受講するか、コミュニティーカレッジを勧められます。

  • 入学可能であれば、ハガキで通知が送られてきます
  • ハガキを持って、指定された日時、教室へ行きます

大学付属の ESLの詳細(例:Mission College(ミッション・カレッジ))

  • 必要経費
    • 登録料 $46.00/単位
    • 非居住者授業料 $204.00/単位
    • ※ 1年住まないと非居住者料金が必要
    • 保険料 $19.00/学期
    • 駐車許可料 $50.00(春秋期)、$25.00(夏期)

5つのレベルが存在し、試験によりクラスを分けられる

レベル(英語) 説明
High beginning 毎日の与えられた状況に応じる基礎会話能力を養う。
Low Intermediate 簡単な日常会話と状況別の討論能力を獲得する。
Intermediate 新聞やテレビ放送などの上級英語の内容の理解能力と、流暢な会話能力を養う。
High Intermediate 流暢に駆使する能力及び、作文能力を養う。
Advanced ネイティブ水準の英語駆使能力及び、作文能力を獲得し、どういった状況においても何ら支障なくコミュニケーションが可能な段階を目指す。1

受講方法

  • 1. WebサイトからID取得する(全てネット上の手続きですが、Lビザの人は窓口に行く必要あり)
  • 2. 試験日を受けに行く(予約不要)。テスト受付時間は次の通り
    • 月-木 (9:00am to 1:00pm) & (2:00pm to 6:00pm)
    • 金 (9:00am to 1:00pm)
  • 3. 英語のオリエンテーションに参加する
  • 4. カウンセラーと最適なクラスについて話し合う
  • 5. 申込む

最初に受けるコースは結構みっちりで、月-木の毎日2時間半の授業を3ヶ月

  • 宿題も出る
  • 3回欠席したら落第
  • 遅刻3回で1回の欠席扱い
  • 試験結果が悪ければ落第で次のコースに進めません(お金を払って同じコースをまた受けなければならない)

次のコースから授業が細分化(クラスを選択)、人数も少人数制になります。

受講試験(クラス分けテスト)

ESL Placement test(クラス分けテスト)と呼ばれます。

Compass ESL (English as a Second Language) Placement Testが使われます。

年に2回受けることが可能(2回目のテストは7日以上の期間を開けること)です。

  • 30分:テーマに沿った自由作文(ESL Essay)
    • 例:「今までの人生での一番のイベントは?」
  • 2時間:3部構成の問題70問
    • Reading Skills
    • Grammar Skills
    • Listening Skills

目安としては、60%~70%の正解率で「Low Intermediate」のクラスになります。

※パソコンに向かっての試験で、答えを選択したら前の問題には戻ることができません。
※リスニングは一度しか聞くことができません。

カレッジスクールの場合(例:Mission College(ミッション・カレッジ))

授業料はESLの場合と同じです。

試験内容が次のようになっています。詳細

  • English Placement Test(クラス分けテスト): (2 時間)
  • Reading Comprehension Test(理解力テスト): (1 時間)
  • Math Placement Test: (1 時間25分)
  • Information Competency Exam(情報能力試験) (別名: Library 10 Test): (90 分)

エッセイは「感想文」ではありません。アメリカでは論理的な作文を書く事を求められます。

  • 自分の結論を先に述べ、最後に再度念を押します。理由を例や体験談や統計などを用いて説明しましょう。文法間違いは重要視されません。
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