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アメリカのオーガニック食品と代表的なオーガニック店舗

アメリカ国内でも、近所にオーガニック専門のスーパーがオープンしたり、普通のスーパーにオーガニックコーナーができたりと、オーガニックへの関心が高まっています。

「オーガニック食品」とは、アメリカ合衆国農務省(USDA)で定められている規則に則って作られた農作物や乳製品、加工食品などを意味します。

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USDAのガイドライン

  • 再生可能な資源を使い、質の高い土と水などの環境を、次世代のために保護することに力を入れている農家である
  • 肉や卵のような動物性食品には、抗生物質、成長ホルモンを与えない
  • 殺虫剤、合成や下水汚泥による肥料を使わない
  • 遺伝子組み換え作物でない
  • 生産の過程で放射線を使っていない

などがあり、これらの条件をクリアした農家にのみ、USDAから以下のラベルを使うことが許可されます。

なお、

  • 「Natural」「free-range」(ニワトリの放し飼い)
  • 「hormone-free」(成長ホルモン不投与)

などは、オーガニックとは違います。間違えのないように気を付けてください。

USDAの意義

アメリカの農地は広大すぎて雑草取りが出来ないので、特定の農薬に強い遺伝子を組み替えた作物(GMO)を植えます。

農薬で雑草は枯れるけれど、GMOの作物は枯れません。

アメリカではGMOは食品表示の義務がないため、遺伝子組み換え食品は普通にスーパーで売られてます。

アメリカの野菜は非常に腐りにくいです。腐るはずの物が腐らないってことは、多くの農薬が使われているという事です。

農薬が残りやすい野菜(果物)・残りにくい野菜(果物)

必ずしも全ての食材においてオーガニックにこだわる必要はありません。

逆に農薬を体内に残しやすい野菜・果物に関して特に注意するようにしましょう。

残留農薬量の少ない食材

  • 1.タマネギ Onions
  • 2.スウィートコーン Sweet Corn
  • 3.パイナップル Pineapple
  • 4.アボカド Avocado
  • 5.キャベツ Cabbage
  • 6.パプリカ、ピーマン Sweet Peas
  • 7.アスパラガス Asparagus
  • 8.マンゴ Mango
  • 9. ナス Eggplant
  • 10.キュウイ KiwiKiwi
  • 11.カンタロープメロン(米国産) Cantelope
  • 12.さつま芋 Sweet potatoes
  • 13.グレープフルーツ Grapefruit
  • 14.スイカ Watermelon
  • 15.マッシュルーム Mushrooms

残留農薬量の多い食材

  • 1. りんご Apple
  • 2. セロリ Celery
  • 3. パプリカ Sweet bell peppers
  • 4. 桃 Peaches
  • 5. イチゴ Strawberries
  • 6. ネクタリン(輸入物) Nectarines
  • 7. ぶどう Grapes
  • 8. ホウレンソウ Spinach
  • 9. レタス Lettuce
  • 10. キュウリ Cucumber
  • 11. ブルーべり(アメリカ産) Blueberries
  • 12. じゃがいも PotatoePotatoes

オーガニックを扱う店は信頼できるの?

大抵のスーパーマーケットには「オーガニックコーナー」があったり、一部オーガニックを扱っています。

最近では「Safeway」や「Walmart」「Costco」「Target」でも「USDA製品」を多数扱っています。

でも、食パンがUSDAだとしても、ふくらまし粉などもオーガニックである必要はありません。

また野菜は中国産だったり、カビが生えていたり、基準緩いため怪しいものが多々あります。

オーガニック食材に力を注いでいるお店(ベイエリア周辺)

信頼できるオーガニックのお店を紹介します。

Whole Foods Market

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ホールフーズ・マーケットが扱う商品は、全てnaturalとOrganicな製品と言いきれると思います。

どれをみてもUSDA(米国農務省)の農作物オーガニック認定基準マークがついていたり、CA州なら、CCOFマーク(カリフォルニア州のUSDAオーガニック認証農家)もついていたり、これらの基準の上にさらにホールフーズ・マーケット独自の基準も設けているので素晴らしい限りです。

そして、可能な限り地元の農家と提携することにより、輸送時間とコストが抑えられ、より新鮮なものを安全に可能な限り低価格で提供しようとしてくれます。また、こうすることにより、地元の農業も活性化され、経済面でも地元をサポートしているのです。

Trader Joe's

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自社開発の製品をメーカーに作らせているため、流通コスト・製品開発コストを安く抑えられるのが、特徴です。

安価でユニークな独自ブランド製品が充実していますが、クッキーや冷凍のケーキなど、トランス脂肪酸を使用した商品も多いです。

ヨーグルトを購入したらカビていたり当たり外れも激しいですが、オーガニックも扱っており人気なお店です。

Fresh & Easy

オーガニック製品や自社ブランドを手頃な価格で扱っている健康志向のスーパーマーケット。

店内は濃淡の緑を基調にエコを意識、陳列棚はあまり高くないのでゆったりとした感じです。

F&Eのラベル製品は人工着色料、トランス脂肪、フレーバー防腐剤は絶対に必要な物のみの使用だと宣言しています。

「オーガニック」のラベルの付いたものは、危険な農薬を使っておらず遺伝子組み換えはしていない食材です。

青果物は、ネットや袋入りで売っているのが特徴的です。

ケージフリー(平飼い)の鶏の卵や、USDA認定マーク付きの物とそれ以外の物と値段に応じて選べます。

「TODAY’S SPECIAL」は、賞味期限ギリギリのおつとめ品です。レジは、『セルフチェック方式』です。

2013年9月10日、Fresh & Easyを経営していたテスコは、経営悪化により米投資会社ユカイパに売却しました(失敗最大の理由は立地選定)。

Nijiya Market

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日本人向けスーパーマーケットです。

豊かな自然あふれるサンディエゴで独自の有機農場を運営しています。

オーガニックを売りにしているニジヤファームでは普通の農薬を使用せず、てんとう虫などを利用して害虫駆除を行っています。

Farmers Market

「ファーマーズマーケット」とは、農家の生産者が都市近郊で農産物を販売する朝市のようなマーケットのことです。

USDAと書かれたオーガニック商品を扱っている店もあります。

※ Sunnyvale Farmers Marketは、巨大ですが農産物は ほとんど扱っていません。

Old Macdonald's (Farmers Market)

野菜、果物、缶詰、パン、等を扱っています。小さい店ですが、新鮮な野菜が量り売りで買えます。

1069 Saratoga Ave San Jose, CA 95129

http://oldmacdonaldsfarmersmarket.com/

Sprouts (Farmers Market)

店内は素朴な木製什器を中心とした内装になっています。

「ファーマーズマーケット」の名の通り、可能なかぎり地元農家から仕入れを行い、またオーガニック食品・ビタミン剤・サプリメントも充実しています。

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