フッ素の入ったカルフォルニア州の水道水は安全なのか?
「ペットボトル水は、検査基準が水道水よりも緩いので危険」と言う人もいます。
また「水道水には色々な栄養分が含まれており、体に良いので積極的に摂取しましょう」とも聞いたことがあります。
本当にそうなのでしょうか?
確かに、ミルピタス、サンタクララ、サニーベール、サンノゼでは、虫歯予防の効果を期待して水道水にフッ素(fluorine:フローリン)を添加しています。
※ アメリカでは一般的で、すでに70%以上の都市で実施されています。
図は、シリコンバレー周辺のフッ素の添加状況です(2013年)。
フッ素は安全なの?
安全ではありません。脳・神経系で鍵となる酵素類を阻害して、神経機能を低下させると言われています。
ある米国上院議員は、ワシントンで最先端のレストランで食事をするときも、ミネラルウオーターの入った魔法瓶を持参するほどです。
フッ化物(フッ素を含む化合物)が多い環境で育った子供たちは、 少ない環境の子供たちにくらべると、遥かにIQ指数が低いことが研究で分かってます。
また、フッ素は母親の胎盤を通ることができるため、胎児の脳発達に大きなダメージを与える可能性があります。
このため、気にされる方はペットボトルの水を購入して飲むことを推奨します。
※ 煮沸しても凍らせても、フッ素は除去できません。
アメリカに住む日本人の水の使い方
シリコンバレー周辺の水道水はミネラル分が多く硬水です。
硬水の水道水を一番安全に飲む方法は度沸騰させるか、またはフィルターにかけると良いと思います。
用途 | 利用するもの |
---|---|
うがい | 水道水 |
薬を飲むとき | フィルターでこした水 |
米を研ぐ | フィルターでこした水 |
野菜を洗う | フィルターでこした水 |
米をたくのに使う水 | スプリングウォーター |
料理に使う水 | スプリングウォーター |
飲料水 | スプリングウォーターかミネラルウォーター |
※ フッ素を除去したい人は「逆浸透膜:Reverse-Osmosis Filter」いう種類のものを使う必要があります。
購入できる水の種類
単にペットボトルの水を飲めばそれでよい。では、ありません。
ペットボトルの水には次のような種類があります。
水の種類 | 簡単な説明 |
---|---|
Distilled water | 蒸留水。飲み水には向きません。アイロンや加湿器、車のエンジンのクーラントなどに使用する。スーパーでもよく見かけますが健康にはよくありません。 |
Purified Water | ろ過したお水。でもろ過の過程には厳しい決まりがないので、信じすぎてしまうのもNG。またPurifiedされたお水は有害物質を吸収しやすいとの結果も。こちらも健康のためには飲まないほうがいいと言われてます。安いボトルウォーターはほとんどこの類。 |
Tap Water | 上水道水。 |
Spring Water | Spring(泉)が水の供給源。 |
Mineral Water | 自然なままのミネラルを含んだ水。 |
「Spring Water」「Mineral Water」を飲まない限り、安全に対して必ずしも保証できません。
代表的なペットボトル一覧
水にこだわる方なら、「Crystal Geyser」が安心できるペットボトルだと思います。
フッ素を含んでいない代表的なブランド
- Apani Purifie
- Aqua Panna
- Arrowhead
- Calistoga Spring
- Crystal Geyser
- Deer Park North
- Deer Park South
- Great Bear
- Hinkley & Schmidt
- Ice Mountain Keeper Springs
- Loon Country Natural Spring
- NARA International Himalayan Spring Ozarka
- Penta
- Poland Spring Snow Valley Mountain
- Sparkletts
ミネラル量と水の硬度、硬水と軟水の違い
ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分(無機塩類)が含まれています。
- 軟水:カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に少ない水(ミネラルが少ない)
- 硬水:カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に多い水(ミネラルが多い)
軟水
- 口当たりが柔らかく、さっぱりしていている
- 緑茶を入れる際に色や風味が出やすい
- 旨み成分を引き出しやすいなど、煮炊きの多い日本料理に適している
- 石けんや洗剤が泡立ちやすい
乳児用のミルクには、ミネラルが多すぎるのは良くないとされており、軟水がオススメです。
硬水
- のどごしが硬いが、しっかりした飲みごたえを感じる
- 緑茶を入れる際に色や風味が出にくい
- 肉を煮るときなどにアクが出やすいですが、和風料理にはあまり適さない
- 石けんや洗剤が泡立ちにくい
肉がメインの西欧料理ではミネラルが不足しがちなため、ヨーロッパでは硬水で不足しがちなミネラルを補っています。