アメリカで美味しいお米は食べられる?お米ランキングまとめ
コメの値段は、10年以上前と比較して約2倍になりました。そして、おいしいものは平均以上に高くなっています。
アメリカは、次の州がコメの産地です。
- カルフォニア州
- テキサス州
- ルイジアナ州
- ミシシッピ州
- アーカンソー州
- ミズーリ州
カリフォルニア州は、アーカーンソー州に次いで第2位の収穫量を誇ります。特にサクラメントバレーがコメの生産地として有名です。
美味しさランキング
アメリカの日本米は、日本のお米よりもずっと安価でした。
最近ではアメリカ米の高騰化が進んだため、値段に関しては日本と同程度です。
食べ比べをすれば日本米の方が美味しいことが分かりますが、炊きたての場合は日本米と味の差はあまりないです。
【アンケート】
食べ比べした結果が「味が良い」と思っているブランドを選択してください(一人一度投票)
※ 「価格と味の比較」ではなく、純粋に「味」の良し悪しで選択をお願いします。
Aランク米
田牧米(TAMAKI)クラシック(コシヒカリブレンド )
カリフォルニア産のコシヒカリ。
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$30。
もちもちとした食感で、柔らかく炊きあがります。お水の量を少なめがオススメです。田牧一郎氏がカリフォルニアで育て、あっという間に世界中に広がったお米です。
「田牧米クラシック」は良質カリフォルニア産アキタコマチをパッケージングしたものです。
田牧米ゴールド(カルフォニア産コシヒカリ品種)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$27。
高級なアメリカの日本食レストランでも使われています。「田牧米ゴールド」は良質カリフォルニア産コシヒカリをパッケージングしたものです。
味は日本米と大差は感じません(こちらの方が美味しいと言う人もいます)と言われています。
が、実際に日本の新米を輸入して食べ比べすると、日本米が格別に美味しい事が分かります。
かがやき(コシヒカリ)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$23。
田牧米ゴールドよりはいくぶん価格の安いカリフォルニア産コシヒカリです。
カリフォルニア産のコシヒカリ。炊きあがりのお米が、本当にキラキラとかがやいています。
「かがやき」を「セレブ米」と呼ぶ人もいます。
玉錦(たまにしき)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$23。
カリフォルニア産のコシヒカリです。もちもちとした食感です。
田牧米より、腰のある炊きあがりになります。と言われています。
実際に食べ比べすると「田牧米」の方が味が深いです。特に冷凍した際の「玉錦」の味の劣化は酷いです。
※ 2020/6/13追記(コメントを頂きました)
「玉錦」は「錦」を少しマシにした程度というのがアメリカで暮らしている日本人の間の共通の認識です。
また「かがやき」よりも安いお米で、べちゃべちゃしていて、お味もイマイチです。
雪のかけら
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$22。
田牧米ゴールドも美味しいけど、それより上だという意見もあります。
持ち米風のもっちりとした食感、さめてもおいしい。おこわのようなあの感じが好きな方向きです。
夢(ササニシキ)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$27。
カリフォルニア産のササニシキ。
ひとめぼれ
お店で「一番良い日本米はどれ」と聞くと、この銘柄を紹介された人もいたようです。
カリフォルニア産のヒトメボレ品種。15ポンド(約7キロ)入りで約$20。
Bランク米
望(コシヒカリ)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$25。
カリフォルニア産のコシヒカリ。田牧や玉錦と同じ値段ですが、美味しいという声もあります。
みやび造り秋田こまち
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$23。
田牧と比較するとコメ独特の匂いがキツく、コメを噛んだ時の甘さが低いです。
みやび造りこしひかり
11LBS(ポンド)(約5キロ)入りで約$20。
Cランク米
ひかり米
味は少し落ちます。
Dランク米
国寳ローズ(Kokuho Rose Rice) (中粒米)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$16。
カリフォルニアやテキサス、アーカンソーでも生産されている中粒種改良版の代表的な品種です。
手に入りやすく、安いのですが、パサパサしていて、あまり美味しくありません。
錦(中粒米)(無洗米あり)
15LBS(ポンド)(約7キロ)入りで約$17。
パサパサして美味しくない。中粒種の中では、美味しい。
一番手に入りやすいお米で安いです。これが美味しいと言う人の味覚は日本人の繊細な舌を失ってます。
BOTAN RICE(ボタン米)
9ドル弱で買える。
雪花(中粒米)
ピンクの取っ手の付いたパッケージ。安いけど分量が少ない。
外国米特有の匂いがあり、中華系の店でよく見る長米。
鶴米
お米の基礎知識
無洗米とは?
「無洗米」のパッケージに必ず「MUSENMAI」という表示があります(お米がハチマキを巻いて微笑んでいる絵が付いています)。
ただし「錦」「ぼたん米」程度しかありません。
これらを美味しく炊くコツは冷水を使う事。少しだけ水の量を大目にする事。水につけておく時間を普通の日本米より長くする事(1時間以上)です。
ただし、「Just Add Water」だけではかなり白濁しています。
美味しく炊くコツ
カルフォニア米を美味しく炊くコツは、次の3つです。
- 冷水を使う事
- 少しだけ水の量を大目にする事
- 水につけておく時間を普通の日本米より長くする事(1時間以上)
お釜・土鍋で炊くコツ
変圧器がない場合は、日本の炊飯器でご飯を炊くのは危険です。土鍋・お釜でご飯を炊く方法を記載しておきます。
水の量が1%変わればごはんの味が変わります。水加減はお米に対して1.4倍が基本です。
分量・時間の目安
米の量 | 水の量 |
---|---|
1合(180cc)の場合 | 水200cc |
2合(360cc)の場合 | 水400cc |
3合(540cc)の場合 | 水600cc |
- お米を研いで、水につけて30分程度待つ
- 強火で吹きこぼれるまで炊く
- 吹きこぼれたら、弱火にして10分間炊く
- その後、30分程度蒸らす
その他
エジプト産のお米
値段も安い上、昭和の頃に日本の農林水産省がエジプトでよく育つ農林なんたら号(多分農林55号とかだったかな)というやつを栽培するようにと技術協力したからエジプト産の短いお米が安くて日本の米と変わらない味。
スーパーやアラブ系のエスニックストア等で買える。値段は驚く様な値段。
中国食材店
中国系のスーパーで売られているRoseブランドがお手頃価格で美味しいと思います。
中国系スーパーでも8キロで12~15ドルで売られていますが、セールになると10ドル位で買えます。
韓国食材店
「大豊」韓国米など。
お米の種類
短粒種
「あきたこまち」や「コシヒカリ」などの品種は、この短粒種です。主な商品には以下のものがあります。
中粒種(Medium Grain Rice)
お米の形がやや細長く、水分が少なめ。
短粒種より味は落ちますが、中国系のお店には必ずあります。アメリカの田舎町でも手に入りやすく、お値段も安いです。
長粒種(Long Grain Rice)
タイカレーやチャーハン、サフランライスを作る時などに利用。ビーフシチューの付け合わせにすると美味しい。
Dynasty Long Grain など。
その他
ジャスミン米、バサマティ米、韓国米、玄米(brown rice)や餅米(sweet rice)など。
バサマティ米やタイ米などは「湯引き法」という方法で炊くと、あのパサパサ感が出ます。
- 1) 沸騰したお湯にお米を入れて茹でます。
- 2) 大体8分くらいを目安に、お米が太る(なんとなくもったりする)状態にする。
- 3) こまめにかき混ぜる(お米がなべ底にくっついてしまうため)
- 4) ザルにあげ、一合3分を目安に耐熱容器に入れて電子レンジにかける。
お米は安全か?
一時期、アメリカのお米に濃度の砒素(Arsenic)が混入しており、特に玄米は外側の殻に砒素が多く含まれている。というニュースが流れました。
カリフォルニア米には砒素の量は少ないようです。
ポストハーベスト(収穫後に散布する農薬)も問題視されますが、日本に輸入されるアメリカ産の米は、ポストハーベストが行われていますが、アメリカで消費されているのはされていません。
ただし、アメリカ産のお米は、室温で保存しても虫がわきにくいため、もう少し調査が必要です。