カード技法、技術における基礎知識

タイトル:カード技法、技術における基礎知識

観客を楽しませるには…

現代におけるマジシャンというものは、根本的にはエンタティナー(芸人)であり、優秀なエンタティナーは、観客を楽しませることが最大目的であります。

マジシャンとは、観客が見たり聞いたりしたいと望んでいるものを、舞台に映し出すのような存在だと言えるでしょう。

見せ方のスタイルとか方法が、手品そのものと同様に重要な役割を果たしています。

イマジネーション、 独創性、 人間性、 タイミング、 ユーモア、 誠実さ、 趣味の良さ、ショーマンシップ、 個性、 適切なしゃべり方、 上手な着こなし、 時を得た話題、などがそうです。

サーストンの三原則

  • 1.種明かしをしてはいけない
  • 2.演ずる前に何が起こるかを説明してはいけない
  • 3.同じマジック(奇術)を同時に2度繰り返してはいけない

これはハワード・サーストンが公式化したもので、 サーストンの三原則と言われています。マジック(奇術)者は観客を楽しませるべき者であると言う仮説から導かれます。種を知らないことがマジック(奇術)の不思議さを鑑賞し、マジック(奇術)を楽しむための重要な要件となるからです。

とすれば「1」は明らかであり、「2」,「3」は「1」の系として説明できます。

カードマジック(奇術)技法集

ここでは、技法を取り上げます。もちろん技法だけではマジック(奇術)としては成り立ちません。
しかし、この技法をしっかり会得し上手く組み合わせることにより、すばらしいマジシャンとなれることでしょう。

現在のカードマジック(奇術)も下記の技法を、さらに独自のアレンジすることにより構成されています。

  • 1.数理的セルフ・ワーキング
  • 2.心理的セルフ・ワーキング
  • 3.ショートカード(インジョグ)
  • 4.キーカードロケーション
  • 5.グライド(グリンプス)
  • 6.ブレイク(ブレーク)
  • 7.フォールスカウント
  • 8.フォールスカット・シャッフル
  • 9.ダブルリフト
  • 10.パーム
  • 11.フォース
  • 12.コントロール(パス)(リフト)
  • 13.チェンジ(スイッチ)
  • 14.ミスディレクション

カードマニピュレーション

カードマニピュレーションはカードマジック(奇術)に熟練した人にとって、そのプログラムの中で重要な役割を果たすものです。

これらの技法をたとえ身につけていなくとも、あなたは十分良いマジシャンになれるでしょう。
しかしながら、カードマニピュレーションの名手になることは、それだけでひとつの偉大な業績となるでしょう。
カード技法の名手になるために必要になることは、

  • 第一に、技法の注意深い分析
  • 第二に、練習

一夜漬け、もしくは一週間でカードマニピュレーションの名手になろうと望むことは不可能です。

あなたの手の筋肉は徐々に訓練されて行かねばなりません。最初はあなたの手は固く、ぎこちない動きをするでしょう。
しかし練習を重ねるにつれ、動作はより簡単に出来、より自然に見え、最後には優雅にそして見事に行える様になっているのです。

これらの技法を練習していくにつれての素晴らしい進歩に、あなた自身もたいへん喜ばれることでしょう。
手の乾きやすい体質のマジシャンは、カードマニピュレーションを行う前に手にグリセリンか、スキンローションを塗りこんで調整しています。

オススメ書籍

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