現代におけるマジシャンというものは、根本的にはエンタティナー(芸人)であり、優秀なエンタティナーは、観客を楽しませることが最大目的であります。
マジシャンとは、観客が見たり聞いたりしたいと望んでいるものを、舞台に映し出す鏡のような存在だと言えるでしょう。
見せ方のスタイルとか方法が、手品そのものと同様に重要な役割を果たしています。
イマジネーション、 独創性、 人間性、 タイミング、 ユーモア、 誠実さ、 趣味の良さ、ショーマンシップ、 個性、 適切なしゃべり方、 上手な着こなし、 時を得た話題、などがそうです。
これはハワード・サーストンが公式化したもので、 サーストンの三原則と言われています。マジック(奇術)者は観客を楽しませるべき者であると言う仮説から導かれます。種を知らないことがマジック(奇術)の不思議さを鑑賞し、マジック(奇術)を楽しむための重要な要件となるからです。
とすれば「1」は明らかであり、「2」,「3」は「1」の系として説明できます。
ここでは、技法を取り上げます。もちろん技法だけではマジック(奇術)としては成り立ちません。
しかし、この技法をしっかり会得し上手く組み合わせることにより、すばらしいマジシャンとなれることでしょう。
現在のカードマジック(奇術)も下記の技法を、さらに独自のアレンジすることにより構成されています。
カードマニピュレーションはカードマジック(奇術)に熟練した人にとって、そのプログラムの中で重要な役割を果たすものです。
これらの技法をたとえ身につけていなくとも、あなたは十分良いマジシャンになれるでしょう。
しかしながら、カードマニピュレーションの名手になることは、それだけでひとつの偉大な業績となるでしょう。
カード技法の名手になるために必要になることは、
一夜漬け、もしくは一週間でカードマニピュレーションの名手になろうと望むことは不可能です。
あなたの手の筋肉は徐々に訓練されて行かねばなりません。最初はあなたの手は固く、ぎこちない動きをするでしょう。
しかし練習を重ねるにつれ、動作はより簡単に出来、より自然に見え、最後には優雅にそして見事に行える様になっているのです。
これらの技法を練習していくにつれての素晴らしい進歩に、あなた自身もたいへん喜ばれることでしょう。
手の乾きやすい体質のマジシャンは、カードマニピュレーションを行う前に手にグリセリンか、スキンローションを塗りこんで調整しています。
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