背景、文字の色の変更
背景、文字の色の変更
Web ページを華やかにするために、「背景」や「文字」をカラフルにしてみましょう。
【注意】 「HTML」の規格を策定している World Wide Web Consortium(W3C)によると、「font要素」や「body要素の属性」は廃止予定です。これらの要素・属性はスタイルシートで代価することが推奨されています。
Web ページの背景の色を変える方法
何も設定しなければ「 Internet Explorer 」を利用している方は、ブラウザの背景色が「白」になっていると思います。
このブラウザの背景色を「黄」に変えてみましょう。まずは、以下のHTMLソースに書き換えて下さい。
ファイル名:index.html
<html>
<head>
<title>
背景の変更</title>
</head>
<body bgcolor=
"#ffff00"
>
背景が黄色になります。</body>
</html>
書き換えが終ったら、「ブラウザ」の「更新」ボタンをクリックして確認してみましょう。ブラウザ背景色が「黄」になったのが確認できますか?
HTML文書の中でブラウザ背景色を指定していたのは<body>タグの属性である次の命令です。
「 bgcolor 」は「キャンバスの背景色を設定する」する属性です。ではその後の「 "#ffff00" 」とは一体何なのでしょうか。
ここで知っておかねばならないことがあります。
配色構成は「光の3 原則」を用いています。 色の指定には「16 進数」を用いています。「光の3 原則」とは「赤」「緑」「青」と言う 3 つの色で「白」から「黒」まで全ての色を表現することを言います。
また我々が日常利用している数字は「10 進数」ですが、これを「16 進数」に書き換えると次のようになります。
10進数 | 16進数 |
---|---|
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 |
7 | 7 |
8 | 8 |
9 | 9 |
10 | A |
11 | B |
12 | C |
13 | D |
14 | E |
15 | F |
16 | 11 |
17 | 12 |
また HTML では2桁で16 進数を表しています。このため、00 から始まり「00、01、02…99、A0、A1、A2…A9、B0、B1…FD、FE、FF」までの256 通りの配色が表現できます。
図にすると次のようになります。
16 進数で表す場合は「#」は必ずつけてください。
少し分かりにくいと思います。そのような方には、次の次節の色の指定方法を覚えてください。
文字の色を変える方法
続いて文字の色を変える方法を説明します。先ほどと同様に、まず以下のソースに書き換えてください。
ファイル名:index.html
<html>
<head>
<title>
文字の色の変更</title>
</head>
<body>
<font color=
"blue"
>
これは青色。</font>
<br><br>
<font color=
"red"
>
これは赤色。</font>
<br><br>
<font color=
"magenta"
>
これはマゼンタ。</font>
</body>
</html>
書き換えたら「ブラウザ」の「更新」ボタンをクリックして確認してみましょう。文字の色が変化していると思います。
<font>は「テキストのサイズや色を変更」するタグです。このタグで「文字のサイズ」を変更するためは、size 属性を追加します。
<font size="数字">文字の大きさ</font>
また「文字の色」を変更するためにはcolor 属性を追加します。
<font color="色彩名">文字の色を変化させる</font>
【注意】 「HTML」の規格を策定している World Wide Web Consortium(W3C)によると、font要素は廃止される要素となっています。 ただしブラウザは互換性を持たせるため、font要素をサポートしており利用可能です。 興味がある方や、学術目的の方は「スタイルシートを覚えよう」も合わせて参照ください。
「色彩名」には、「red」「green」「blue」のように、指定することで可能です。ただし、色彩名を知らなければ、指定することができません。
「16 進数」と「色彩名」どちらが良いか?
前節のように、配色方法は「16 進数」でも「色彩名」でもどちらでも構いません。また「大文字」「小文字」どちらで指定しても問題ありません。
一体どちらが良いのでしょうか?それぞれ一長一短があります。
- 「16 進数」の場合
- 値を変えるだけで色を簡単に変更できるが、思った色を作るのは難しい
- 「色彩名」の場合
- 分かりやすいが、色彩名を知っておかなければならない
「どちらも分からない」という方のために、次の2つのツールを作成しました。
以上の2 つツールを用いれば、簡単に色を作ることができると思います。
オススメ書籍
HTML5、CSS3、JavaScript等の学習に役立つ書籍を紹介します。