URLのとなりに表示されているアイコン favicon
ブラウザの「お気に入り」に登録したサイトのアイコンを変更する方法です。
これにより、「お気に入り」に登録された中でも、自分のサイトを目立たせることが可能となります。
(1)favicon.ico とは何か
Internet Explorer の『 お気に入り』に登録した際に、を、任意なアイコンに変更できる機能があります。
このように『お気に入り』から利用した場合には、『アドレス(D):』の横の を変更したアイコンで表示されるようになります。
また、インターネットショートカット(.url)のアイコンも、この機能で変更できます。そして mozilla 0.9.6 からは、アドレス部分にアイコンを出すことも可能となりました。
(2)利用の際の基礎知識
まずは利用可能なブラウザについて下記に示します。
ブラウザ | バージョン |
---|---|
Internet Explorer | 5.0 以降 |
mozilla | 0.9.6 以降 |
1つの ICOファイルで、16x16 と 32x32を埋め込んで作成されます。
それらについてまとめたのが次の表です。
サイズ | 用途 | ブラウザ | 種類 | 色数 |
---|---|---|---|---|
16 * 16 | アドレス横に表示する際に利用する | mozilla | ICOBMPPNG | 256色 |
IE | ||||
32 * 32 | インターネットショートカット(.url)で利用する | IE | ICOの場合他は16*16で可 |
ICO ファイルを作成する場合は、 BMP を ICO に変更しただけでは、うまく表示できないため、適切なアイコンエディタを利用してください。
色数は、256色にしてください。また、画像形式も各種対応されているものの、当初からの ICO 形式が便利だと思います。
ショートカットアイコンである favicon.ico は、そのページが配置されているディレクトリ中に、favicon.ico が存在しない場合、上位ディレクトリを検索し、Webサーバのルートまで検索しにいくことになります。
(3)アイコンを作成してみよう
まずは、アイコンを作成するためのソフトが必要です。GIMPやPhotoShopなどのペイントツール、IfanViewなどでも作成できます。
「favicon.icoを作ろう!」というサイト上でも作成できます。
このようなサイト・ソフトを利用して16 x 16の256色のアイコンを作成してください。
以下のようにHTML文を記述することで、利用が可能となります。
ICO 形式の場合
<html>
<head>
<title>
トップページ</title>
<link rel=
"shortcut icon"
href="/path/foo.ico"
></head>
<body>
....</body>
</html>
各種画像形式
<html>
<head>
<title>
トップページ</title>
<link rel=
"icon"
type="image/png"
href="/path/foo.png"
></head>
</head>
<body>
....</body>
</html>
ただし、「/path/foo.ico」の部分は各自変更してください。
(4)有効利用
この機能によって、Web ページ管理者はログファイルを見ることによって、「いつ・どれだけ・お気に入りにしてもらったか」がわかるようになりました。
ページごとに異なったアイコンを設定しておけば、どのページを お気に入りにしたかもログを解析すれば知ることが出来ます。
ただしお気に入りや、インターネットショートカットに登録した場合のアイコンは、キャッシュ上で管理されているため、キャッシュをクリアすると、デフォルト IE アイコンに戻ります。
また、お気に入り登録から利用しないことには、この機能は働きません。
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