TOEICの点数だけを上げるための王道
TOEIC対策をしてTOEIC 650点を取得した人が、どれだけ試験の内容を理解していると思いますか?
そんな事はありません。
- 意味が理解できて確実に解けるのは3割
- 意味はよく分からないが、なんとなく文章中に聞こえてマークできるのが4割
- あとは推測で3割程度埋める
このような感じだと思います。
TOEIC600~700点位の人は、リスニング・リーディング共によく分かっていません。
600~700点ぐらいの人にとっては、あの内容はほとんど聞き取れない・理解できないものなのです。
ただし、なんとなくマークした(勘)の正解率は高いです。
スコアを伸ばすために最も効率の良い方法
これは模試問題集を解くことです。
何度も、TOEICの公式問題集を解くことで、知らぬ間に英語で何を言っているか聞き取るために集中できるようになります。
模試の問題を解くという目的をもって、答えを聞き取る、
という目的をもって模試を解き続ければ、必ず英語が聞こえるようになっていきます。
英語が聞こえる耳を自然に育て、最も効率よく点を伸ばす方法が模試を解くことなのです。
朝勉強する
夜型は卒業しましょう。
「仕事で疲れた」「予想外のイベントが起きた」など夜は確実に勉強時間が取れる保障がありません。
朝一番に一番重要な事を終わらす週間をつけましょう。
朝の何時に、何処で、何を勉強するかを決めてしまい、毎日そのルーチンを守りましょう。そうすれば、何も考えることなく毎日規則正しく学習を継続することができます。
教材を常に持ち歩く
英語学習は細切れの時間でもやれることが沢山あるので社会人フレンドリーな勉強です。
朝&スキマ時間を活用(毎日)
- 自宅・・・・ラジオ・TV・CD
- 通勤時間・・単語&リスニング
「通勤=勉強」という気分になれば、平日は毎日勉強できます。
通勤学習は社会人の基本じゃないですかね。これなら勉強で犠牲にするものはあまりないはずです。
必ず全てマークする
「勘でマークすると本当の自分の実力が分からない」という、今の日本では生きていけそうにない真面目な人が時々います。
ですが、勘も実力のうちです。
TOEICテストの採点方式は正解数に基づいて行われます。
当日の音声ガイダンスでも次のように言っています。
誤った解答は減点されませんので、 答えに迷った場合でもどれか1つにマークすることをお勧めします。 特にリーディングセクションにおいては時間配分に注意し、 最後の問題まで解答欄にマークするように心がけてください。
冒頭でも述べましたが、TOEIC600~700点位の人は、リスニング・リーディング共によく分かっていません。
なので、もともとTOEICは勘で問題を解く事が前提のテストだと理解すべきです。
全パートに共通した心構え
- 「捨てる問題があっても大丈夫」「全部分からなくても大丈夫!」と心得る。
- 解答法の指示は聞かない。読まない。(時間を効率的に利用する)
TOEICスコア別の正答率は次のようになっています。
トータルスコア | リスニングパートの構成と正答率 | リーディングパートの構成と正答率 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
写真描写 10問 | 応答 30問 | 会話 30問 | 説明文 30問 | 文法語彙 40問 | 長文穴埋め 12問 | 長文読解 48問 | ||
400 | 61% | 51% | 32% | 33% | 53% | 48% | 41% | |
500 | 73% | 59% | 39% | 40% | 63% | 53% | 51% | |
600 | 78% | 69% | 49% | 48% | 72% | 63% | 61% | |
700 | 85% | 79% | 59% | 55% | 79% | 73% | 72% |
※出典:早稲田大学紀要「英語能力測定の実用的方法」三枝幸男教授
英語力はないと嘆いているあなた。TOEICスコア700-800点台なら英語力が乏しくても到達可能です。
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