戦前の戸籍制度では、家を単位として戸籍が作られていました。
そのため戸主の除籍謄本を取得すれば、兄弟姉妹やその子などの記載があり、兄弟姉妹などの出生は知ることができますが、分家や婚姻により戸籍から除かれた以降は知ることができません。
親族の代わりに市町村役所に出向いて除籍謄本(抄本)の証書をもらったりする時には、委任状が必要となります。
委任状は、一般的に委任する方の意思が確認できる内容であれば、用紙、書式は問いませんが、必ず下記の内容について記載してください。
なお、各区役所により「委任状」のフォーマットは異なります。
サイトで確認するか区役所に電話して確認するのが確実です。
委任状を偽造した場合は「有印私文書偽造罪(刑法第159条1項)」となり、3月以上5年以下の懲役となります。
また代理人として本人である証明書を窓口で見せているため、偽造した相手の氏名はすぐに見つかります。
委任状の記載者には「○○市住民票の写し等交付通知書」というものが届きます。これにより発見できます。
20XX年 X月X日 交付証明書の種別=除籍謄本 交付請求者の種別=第三者請求(八業士)」
「実父」も「養父」も法律上は父親です。
権利義務関係は変わらないので、直系尊属、直系卑属の戸籍謄本が取得できます。
取得方法は通常の除籍謄本と変わりません。
参考 除籍謄本を請求する
職務上、住民票や戸籍謄本などを請求することができる8つの職業があります。
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