最古の本籍地には現在、縁がないという場合には、そもそも当時の菩提寺がどこにあるかも分からなくなっているはずです。
最古の本籍地に先祖の墓がある確率が高いにしても、それがどこにあるのか見当がつかないでしょう。
それを、いきなり現地に赴いて飛び込みで探し始めるのは効率が悪いといえます。
そのような倍には、同姓にアンケート調査をすることが重要です。
具体的には、先祖が住んでいた村に現在も住んでいる同姓の家に対して「家紋・菩提寺・家系に関する口伝・当家の先祖を知っているか」と、家系情報を問い合せします。
旧家の場合には、墓や位牌で古い先祖名まで把握していることも多く、同封した家系図の家系図の江戸~明治期の先祖名を見れば先祖が同一かどうか判断できることも多くあります。
もし、これによりその家とつながることが分かり、かつ、そちらの家に協力をして頂ければ家の位牌や過去帳の記録から、あっさりと戸籍よりも上の代の先祖名まで判明することもあります。
心理的ハードルがあると思います。
しかし、返信率は結構高く30軒出せば5軒~10軒近く(6%~33%)の返信があります。
電話帳で最古の本籍地の辺りに同姓の家がないかを探して手紙を出します。
なぜなら、自家の最古の本籍地周辺にある同姓宅は、どこかで自家とつながる同族である可能性が高いためです。
そうした家に手紙で問い合わせ、協力を得られれば調査の効率は極めて良くなります。
同姓の家へのアンケートは、本籍地に同姓の家が1~50軒固まっていれば、全部の家に送ります。
50軒以上ある場合には本籍地に近いところから送ります。
ポイントは幾つかあります。
手紙に同封するアンケートの質問は少なめにします。
1. 家紋を教えてください。ちなみに私の家は○○(家紋名)です。
2. お差し支えなければ貴家の「菩提寺」と「家紋」をお教え頂けないでしょうか?
菩提寺の宗派・・・
菩提寺の名前・・・・
菩提寺の住所・・・・
3. 私の先祖である○○○(除籍簿の最初に出てくる先祖の名前)の名を聞いたことはありませんか。
この他にも、墓石の所在や「過去帳」の内容、位牌の有無、先祖の職業や口伝など、質問したいことは多々ありますが、まずは必要最小限のことを尋ねて、返答をもらい、関係を結ぶことに主眼を置きます。
調査の主旨をきちんと伝え、ご協力をお願いする文面を書きましょう。
こちらはあくまでお願いする立場であることを忘れず、礼節を尽くした文面にする必要があります。
先祖探しに対する貴方の想いなども書き添えたいところです。
その他、次のようなとことに注意してください。
必ず返信用封筒(切手貼付)を同封し、かつ「ご回答書」というものを入れてます。
この回答書に記載して頂き、返信をお願いする形をとります。
それでも返信がない場合には、つぎのようなことを参考にしてみてください。
手紙で同族を探す調査は、家系を調べる上で大変に重要です。
粘り強く、繰り返し行う覚悟が必要です。
明治時代初期の先祖までは..
「除籍謄本」を遡れるだけ..
現地調査は、文献や古文書の..
明治時代以前の調査は、個人に..
江戸時代以前の調査は、個人に..