親戚が近所に住んでいる方は、幼い頃から先祖の話、昔話を聞かされたかもしれません。
その内容を整理した後に親族を訪ねて歩くことで、次のような情報を聞いてみましょう。
本来、家系についての伝承や由来は、口伝で代々伝えられるものでした。
「親族に聞くならいつでもできる」などと悠長に構えていると、そのうち貴重な生き証人までいなくなってしまいます。
本格的な調査は後々するとしても、生き証人や資料が遺失してしまう前に少しでも早く調査に入り、情報を保管しておくことをお勧めします。
中には話したがらない方もいます。
その場合は無理に質問せず、ある程度自分で調べた後に、その家系図を渡して再度話を聞いてみましょう。
なお、この作業は一度行って終わりではありません。
ある程度家系調査が進んだ後に、調査結果を伝える中で他に覚えている事があるか確認してみましょう。
親族が近所に住んでいない場合は、訪ねるのは難しいでしょう。
このような場合は、法事の場で先祖に関して聞いてみましょう。
ただし、最近は一族が集まって法事を行う家庭は減ってきました。
逆に多くの一族が集まるような家系では、江戸中期ぐらいまでの先祖がハッキリしている場合が多いです。
私の場合も、家系調査をしようと思い親族が集まった席で「家系を調べようと思っている」と打ち明けたら、親戚から猛反対されました。
このような場合、その理由を聞いても説明らしいものが出てこないのが特長です。
これでは話し合いになりません。
理屈ではない思い入れで反対しているので、相手をお説得しようと思っても、まず無理です。
特に、それが本家の場合には長期的な調査の覚悟も必要かもしれません。
そのような状況で家系調査を続けたい場合には次のように進めていきましょう。
心情論で抵抗する人もいるかも知れませんが自分の先祖がどういう人だったかを知るのに反対されるいわれはありません。
私の場合は、数日後に別の親族から「私も家系に興味を持っている」と電話を頂きました。
その後、10年という歳月を掛け、多くの謎を解くことができました。
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