ここからが本格的な先祖探しとなります。
現地調査は、文献や古文書の確認・閲覧と、本家や菩提寺、同姓宅の訪問、あるいは郷土史家の話がメインになります。
なお、菩提寺や現地の同姓の家などへの聞き取り調査を行う場合には「調査途中の家系図」を必ず持参して下さい。
それにより「熱意」を認めてもらえて、協力を頂けることもあります。
地元図書館には、自費出版本や郷土愛好グループや史談会などの冊子や地元特有の本や資料(史料)が数多くあります。
図書館の開館日や開館時間は事前に確認しましょう。
「検地帳」「分限帳」「宗門人別帳」を中心に、村の人名が出ている文書があれば確認します。
くずし字が読めない場合、博物館などであれば多くの量でなければ学芸員が教えてくれます。
必要なページがあれば写真・印刷の許可をもらいましょう。
多くの場合は話をしてくれます。
家紋や菩提寺、墓や先祖の言い伝えなど、聞くことは多く、可能であれば過去帳や位牌などを見せてもらいます。
ただし、日中は仕事があったりと不在の場合があるため、訪問時間の調整は必要です。
注目するポイントは次のようなことです。
また、代々名前を継承するような家系の場合は、村役人をやっていた可能性が高いので、あとで古文書や郷土史家にも確認しておきましょう。
なお、(本家との日頃の付き合いによりますが)手土産の持参も忘れないようにしましょう。
事前に予約済の場合と飛び込みの場合があります。
地元での同姓や、何らかの関係があるケースが多いものです。
もちろん、別系統の場合はあります。
何軒かで、色々な話を聞くと繋がってきます。
手土産を用意しておきます。
なお、事前調査位の際に、手紙や電話を一切無視される場合があります。
このようなお宅でも、現地調査の際に連絡なしで訪問して直に会って丁寧に説明すれば、8割程度の方は話を聞いて貰えます。
現在の当主が村のことを知っているか分かりませんが、家によっては古文書が残っていたりします。
また、どうしても情報が足りない場合に、古そうな家を訪問することが有効なこともあります(ある程度、村の歴史を把握した上で行いましょう)。
具体的には、文書館の職員、郷土史の編さん委員、郷土史研究家など有識者などです。
この方々の話はとても有効です。
会って話を聞くと、有力な情報を持っている場合(直接先祖に関わらなくても、別の詳しい方を紹介してくれたりする)があります。
この方々の話(持っている史料)がきっかけで先祖調査が進むことが大きいので、地元の郷土史家(郷土史会)は事前に確認しておきましょう。
地元図書館で、地元の「石」についての本を見つけることがあります。
村にあるさまざまな「石」を集めたものです。
その中に、江戸時代や明治時代の先祖名を見つけることがあります。
本家や菩提寺からの情報によりますが、お墓が分かれば必ず確認しに行きましょう。
石にかかれた戒名、命日、俗名(書かれてない場合もあります)を確認します。
見えにくい場合は拓本(拓本セットは数千円)を取ります。
参考 先祖の墓石から分かること
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