学歴、年齢別の年収を中央値で比較・シミュレーション
- 給料の上がる人と上がらない人は何が違うのか?
- 給料とはどうやって決まるのか?
地域、職種、学歴、会社規模、年齢によって平均年収は大きく異なります。
このページでは、国税庁が発表している「民間給与実態統計」の給与所得者数より線形補間を用いて年収の中央値を求めています。
国税庁が発表している「民間給与実態統計」では、2021年の男性の平均年収は「545万円(前年より2.5%増加)」です。
全体 | 正社員(正規社員) | それ以外(非正規) | |
---|---|---|---|
2021年(令和3年) | 545万円 | 570万円 | 267万円 |
2020年(令和2年) | 545万円 | 550万円 | 228万円 |
2019年(令和元年) | 540万円 | 561万円 | 226万円 |
2018年(平成30年) | 545万円 | 560万円 | 236万円 |
2017年(平成29年) | 531万円 | 548万円 | 229万円 |
2016年(平成28年) | 521万円 | 539万円 | 227万円 |
2015年(平成27年) | 521万円 | 539万円 | 226万円 |
2014年(平成26年) | 514万円 | 532万円 | 222万円 |
2013年(平成25年) | 511万円 | 527万円 | 225万円 |
2012年(平成24年) | 502万円 | 521万円 | 226万円 |
2011年(平成23年) | 504万円 | 524万円 | 226万円 |
なお、男性(全年齢)の全体の年収中央値は「471万円」です。平均年収より「74万円」低い額です。
正社員(正規)/非正規を合わせた男性の年収中央値は次のようになっています。
全体 | 正社員(正規社員) | それ以外(非正規) | |
---|---|---|---|
2021年(令和3年) | 471万円 | 502万円 | 222万円 |
2020年(令和2年) | 460万円 | 494万円 | 195万円 |
2019年(令和元年) | 466万円 | 484万円 | 200万円 |
2018年(平成30年) | 467万円 | 483万円 | 202万円 |
2017年(平成29年) | 462万円 | 478万円 | 200万円 |
2016年(平成28年) | 453万円 | 469万円 | 196万円 |
2015年(平成27年) | 453万円 | 469万円 | 195万円 |
2014年(平成26年) | 447万円 | 463万円 | 193万円 |
2013年(平成25年) | 442万円 | 456万円 | 195万円 |
2012年(平成24年) | 437万円 | 454万円 | 197万円 |
2011年(平成23年) | 435万円 | 452万円 | 195万円 |
※ 「企業規模別及び給与階級別の総括表」より人数の中央値より給料額をそれぞれ算出。
年齢別の男性・正規社員の年収(中央値)
大卒と中卒との生涯年収は約1億円、大卒と高卒の生涯年収は約5000万円ぐらいの差があります。
生涯年収5000万円というのは、年間では約125万円、手取りは毎月10万円の差です。
学歴が高い人が仕事で必ずしも優秀という訳ではないですが、次のような理由により年収は高い傾向があります。
- 専門知識(頭脳労働)を必要とする業務ほど高給な場合が多い
- 例外もあるが、基本的に学歴が高いほど基礎学力が高く応用力が高いと判断されるため
- 出身学校で学閥があるため、出世コースも異なる場合が多い
- 日本は海外とは異なり封建的な面が多く、出身大学が重視されてしまう
年齢 | 全体 | 中学卒 | 高校卒 | 高専・短大卒 | 大学・大学院卒 |
---|---|---|---|---|---|
20~24歳 | 261万円 | 251万円 | 265万円 | 252万円 | 273万円 |
25~29歳 | 327万円 | 286万円 | 319万円 | 306万円 | 364万円 |
30~34歳 | 387万円 | 317万円 | 358万円 | 368万円 | 450万円 |
35~39歳 | 443万円 | 356万円 | 401万円 | 431万円 | 538万円 |
40~44歳 | 510万円 | 376万円 | 437万円 | 486万円 | 657万円 |
45~49歳 | 550万円 | 382万円 | 475万円 | 524万円 | 705万円 |
50~54歳 | 552万円 | 398万円 | 495万円 | 541万円 | 720万円 |
55~59歳 | 516万円 | 414万円 | 487万円 | 553万円 | 709万円 |
60~64歳 | 381万円 | 300万円 | 335万円 | 408万円 | 637万円 |
30歳頃から少しずつ年収格差が生じます。
中央値の年収シミュレーター
一般的には「高学歴」「正社員」「大企業」に就職している人ほど、年収が高い傾向があります。
性別や最終学歴、地域、会社規模の情報を入力して下さい(情報を保存することはありません)。
入力後「計算」をクリックすると、その待遇での平均値年収の概算結果が計算されます。
各種統計データを元に正規化・複数の関数計算により中央値年収を算出していますが、結果を保証するものではありません。
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年収の概算結果
大学/大学院卒・男性・正規社員の年収(中央値)
中小企業と比較すると、大企業で働く男性が高い賃金をもらっている傾向にあります。
その差は、年齢が上がるほど顕著に現れます。
- 大企業は業界内での力関係が圧倒的に強いので契約が切られたりしにくい
- 従業員の人数が多いので、労働組合が強い
- 健康保険組合なども大きくなるため福利厚生が充実している
- 大企業は労働基準法を守らないと目をつけられやすいので、休日・残業申請がし易い
- 資産が多いので、収益が悪くても急にボーナスカットなどが発生しにくい
「大企業の安定・終身雇用の時代は終わった」といわれますが、「だから中小企業が優れている」という訳ではありません。
年齢 | 全体 | 5~9人 | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 |
---|---|---|---|---|---|
20~24歳 | 272万円 | 212万円 | 246万円 | 270万円 | 284万円 |
25~29歳 | 362万円 | 279万円 | 312万円 | 345万円 | 403万円 |
30~34歳 | 447万円 | 343万円 | 380万円 | 424万円 | 514万円 |
35~39歳 | 534万円 | 396万円 | 433万円 | 498万円 | 626万円 |
40~44歳 | 652万円 | 439万円 | 499万円 | 598万円 | 752万円 |
45~49歳 | 702万円 | 470万円 | 526万円 | 648万円 | 826万円 |
50~54歳 | 713万円 | 457万円 | 523万円 | 671万円 | 870万円 |
55~59歳 | 703万円 | 476万円 | 526万円 | 712万円 | 832万円 |
60~64歳 | 626万円 | 377万円 | 466万円 | 679万円 | 804万円 |
30歳頃から少しずつ年収格差が生じます。
年収は職種によってどれくらい違うのか
業種・職種によっても年収は異なります。(男性の職種による年収例)
職種 | 20代 | 30代 | 40代 |
---|---|---|---|
(中央値) | 320万円 | 420万円 | 600万円 |
投信/投資顧問 | 400万円 | 620万円 | 900万円 |
シンクタンク | 400万円 | 600万円 | 700万円 |
医薬品メーカー | 450万円 | 598万円 | 900万円 |
家電/AV機器 | 400万円 | 540万円 | 800万円 |
都市銀行 | 400万円 | 500万円 | 750万円 |
メディカル | 380万円 | 500万円 | 734万円 |
SE/SI | 380万円 | 500万円 | 600万円 |
ソフトウェアメーカー | 350万円 | 450万円 | 630万円 |
Webインテグレータ | 330万円 | 430万円 | 500万円 |
ゼネコン/サブコン | 350万円 | 430万円 | 600万円 |
福祉/介護関連 | 280万円 | 370万円 | 420万円 |
コンビニエンスストア | 300万円 | 360万円 | 565万円 |
業種によって大きく年収が異なる理由は大きく分けて5つあります。
- 1.「工場」を持っているか?
- 設備投資や研究開発をもたない金融機関は給料が高くなります。
- 2.「業績」が良いか?
- 3.「利幅」の天井が決められているか?
- 商品の利益率(「妥当な値段」)が決まっている小売りは給料が安くなります。
- 4. サービス業か?(日本人はにお金を払わない)
- 形が見えないサービスに対して「価値」を感じにくく、サービス産業の給料が安くなります。
- 5. 技術が進歩することで労働の価値が下がるか?
- 生産性が上がれば逆に単価が下がり、メーカー(半導体等)の給料は安くなります。
年収は東京、大阪、地方でどれくらい違うのか
アンケート結果より都会のイメージは「東京都」、都会のイメージからもっとも遠い(田舎)のは「青森県」「島根県」のようです。
1位 青森県
2位 島根県
3位 秋田県
gooランキング編集部
有効回答者数:500名(20~40代男女:複数回答)
調査期間:2019年2月05日~2019年2月05日
中央値計算より、東京都で年収1000万円を得るのと、秋田県で年収599万円を得るのは同様の難しさという計算になります。
順位 | 都道府県 | 年収(中央値) |
---|---|---|
1位 | 東京 | 541万円 |
2位 | 神奈川 | 488万円 |
3位 | 愛知 | 482万円 |
4位 | 大阪 | 453万円 |
5位 | 茨城 | 452万円 |
13位 | 広島 | 421万円 |
18位 | 福岡 | 408万円 |
23位 | 長野 | 400万円 |
42位 | 島根 | 346万円 |
43位 | 山形 | 344万円 |
44位 | 青森 | 330万円 |
45位 | 岩手 | 324万円 |
46位 | 秋田 | 324万円 |
47位 | 沖縄 | 313万円 |
中央値 | 443万円 |
年収は男性と女性でどれくらい違うのか
30代までは「年齢」「勤続年数」「学歴」「雇用形態」が男性と同じ場合は、女性の年収は男性よりも1割~2割低い結果になります。
ですが、女性は年収が上がる40代前に結婚・出産などで会社を辞めてしまう人が多いです。
また再就職する場合も「パートタイム」や「派遣社員」を選択する(しか選べれない)というケースが多くなります。
このため、年収が男性よりも格段に低くなっています。
参考データ
- 厚生労働省「賃金構造基本統計調査(賃金センサス)」
- 厚生労働省「就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」
- 国税庁「民間給与実態統計調査結果」
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