確定申告書の提出と所得税の支払い方法
作成した申告書を税務署に提出して、さらに税金を納付しないといけません。
確定申告書の提出方法
申告書が完成したら申告書を提出しましょう。
提出するのは自分の住民票がある所轄税務署です。
- 税務署に直接出す
- 郵便で出す
- 還付申告センターで出す
- インターネットを使って申告する
の4種類が選べます。
税務署に直接出す場合
住所地を管轄している税務署に直接行って、提出する方法です。
なお、税務署の時間外収受箱へ入れて提出することもできません。
土・日曜日・祝日は、通常の申告書の受付は行っていません。
開庁時間 平日8:00-17:00
郵便で出す場合
注意することは宅配便、メール便では送ってはいけません。
「郵便、信書便による送付を受け付ける」と決まっているので、送付は郵便で出しましょう。
送付時に同封する書類は次のとおりです。
【白色申告の場合】
- 所得税確定申告書B → 印鑑を押す
- 収支内訳書 → 印鑑を押す
- 源泉徴収票(添付書類台紙に貼り付け)→ 給料所得がある場合
- 寄附金証明(ふるさと納税等)→ ふるさと納税者
- 自分のマイナンバーの両面印刷
- 82円の切手と返信用封筒
【青色申告の場合】
- 所得税確定申告書B(第一表、第二表)→ 印鑑を押す
- 青色申告決算書(1、2、3、4ページ) → 印鑑を押す
- 源泉徴収票(添付書類台紙に貼り付け)→ 給料所得がある場合
- 寄附金証明(ふるさと納税等)→ ふるさと納税者
- 自分のマイナンバーの両面印刷
- 82円の切手と返信用封筒
当日の消印が有効なので、3月15日の午後5時までに郵便局に行きましょう。
【宛名】
郵便番号 住所 ○○○税務署御中 確定申告所在中
※ 期限に遅れると青65は青10になってしまいます。
郵送の場合には、切手を貼った「返信用封筒」を入れておきましょう。申告書の控えが送らてきます。
控えには「収受印」という「たしかに受け取りました」という印が付いています。この印により公的文書扱いになります。
これは、金融機関の融資などで利用できます。
還付申告センターで出す場合
還付申告センターは、駅前や駅の中心部などに設置されています。
もしも自分の住んでいる街の便利な箇所にセンターが設置されているようなら利用しましょう。
今年の設置箇所については、税務署に直接問い合わせるか国税庁のホームページで確認が必要です。
インターネットを使って申告する
インターネットを使った申告には「e-Tax」という、国税電子申告・納税システムへの申し込みが必要です。
また、利用には「開始届出書」の提出が必要で、電子証明書の取得は優良となります。
【リンク】
所得税の納付方法
提出した後は、所定の税額を納めるか、または還付を受けます。
振替納税の手続をされている方
指定した金融機関の預貯金の口座から自動的に引き落とされます。
確実に振替納付ができるよう、預貯金残高を確認してください。
現金で納付される方
金融機関又は所轄の税務署の納税窓口で、「領収済通知書」を使用して納付します。
なお、税務署からは、申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知によるお知らせはありません。
納付書をお持ちでない方は、税務署又は所轄の税務署管内の金融機関に用意してある納付書を使用してください。
※ 手書きで行う方は「復興特別所得税」の入力を間違いないようにしましょう。
コンビニ納付
納付税額が30万円以下の場合には、コンビニエンスストアで納付することができます。
なお、コンビニ納付をするためには、専用の納付書の発行を所轄の税務署で受ける必要があります。
e-Taxで納付
自宅などからインターネットを利用して納付できます。
オススメ書籍
確定申告に役立つ書籍・グッツを紹介します。